「はげおやびん」さんのページ

小学生の高学年の頃だっただろうか友人の家でこの漫画を手に取った
その時は時間がなくて全然読めなかったんだが、独特の世界観や絵のタッチがすごく印象に残った記憶がある

宮崎駿という名前などまったく知らなかったのだが、
思い返すとこの漫画からアニメージュという雑誌を知り世の中にはアニメ雑誌っていうものがあることや
この作者が未来少年コナンやカリオストロの城などの作品を作った人だということを知ったりしたということもあって
作者やスタッフなどにも注目するようになっていった自分にはオタクの入り口になった作品だったと思う

結局コミックを買い始めたのは中学生になってからだったとは思うが、とにかく続きが読めないのでこの作品は完結しないんじゃないかと思っていた

内容に関してはテーマ、ストーリー、デザイン、設定など自分にはどストライクなんだが

実は一番好きなのは戦闘シーンだ

ミリオタでもある作者が描く戦闘シーンは非常に緊迫感があっていつ読んでもドキドキハラハラして熱くさせてくれる
特に3巻のサパタ攻防戦は大好きで何度も読み返した記憶がある
(3巻から以降がなかなか発売されなかったこともあるが。。。)

ただそれ以降はだんだんテーマ性が強くなっていって話を流すような感じになり
登場人物達や主人公であるナウシカも魅力がなくなっていくのがちょっと残念かな

先日、宮崎駿さんが長編アニメーションからの引退会見をされました
改めてこの作品を読み直してみて感じたのはこの作品が宮崎駿の出発点でありまた終結点であるのかなと感じることだ

作品の中には以後のジブリ作品のエッセンスがすべて詰め込まれているし
結局、宮崎駿監督は漫画『風の谷のナウシカ』という作品を超える自分の表現をしようと映画を作り続けたができなかったんじゃないんだろうか


なので年月はかかったかもしれないがこの作品は完結したんだろうと思っている。。。。考えすぎかな

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[投稿:2013-12-29 13:15:27] [修正:2013-12-29 15:37:05]