「natyu」さんのページ

基本的には能力バトルの傑作と言うところ。
しかしこの作品はそんな単純なものでは語れない。

・普通じゃない絵と構図
・普通じゃない擬音。
・普通じゃない印象的なセリフ。
・脇役敵役を含めたキャラクターの普通じゃない魅力。
・ネット上での普通じゃない影響力(笑)
・作品全体を通しての「人間賛歌」のテーマ。

全てが既存の作品にないオリジナリティを持っています。

やはり独特の絵は生理的に気持ち悪いと思う人はいるでしょうし、またスプラッター的な気持ち悪い描写もあるので、万人に受けいれられないのは仕方ないと思います。

しかしハマる人にとっては麻薬のようにハマるでしょうし、その確率も非常に高いと思います。とにかく食わず嫌いの人は本当に一度見てみてください。

また、この作品は部によって随分と感じが違い、どの部が一番良いかはファンの間でもかなり分かれています。個人的な見解は、1部(5巻まで)は正直微妙でした。3部(12巻〜)からスタンドが出てきて一気に面白くなって行きます。ここから入るのもありですが、やはり順番に読んでいくのが一番ハマれるのでそれをお薦めします。6部が好きになれる領域まで来たら、もはやジョジョにはまっているでしょう。ちなみにシリアス志向の好きな僕は5部が一番好き。

実は結構アラも多い作品で、設定が飛んでたり、後半の部に多いこじつけのようなバトル等、ツッコミ所も多々ある作品です。しかしそれすらも「ジョジョの奇妙な冒険」と認めてしまうようなパワーがあります。

熱くて、面白くて、深くて、奇妙。今後、現れる事のないだろうカリスマを持った作品です。


個人的な事ですが、中古で途中まで集めたのに全部新品で買いなおしちゃいました。全然後悔してません。(笑)

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[投稿:2007-02-12 03:48:34] [修正:2007-02-12 03:55:18]