「あんり」さんのページ

犬を飼い、最期を看取ったことのある者なら誰もが持つであろう罪悪感と幸福感を素朴に単純に表現している作品である

生き物と過ごすということは、人間に想像を超える大きな"何か"を与えてくれる。
僕は犬と暮らせて心の底から良かったと思っているし、それを許してくれた父にも未だ感謝している
そして、いつか自分が家庭を持てたら、子のためにも自分のためにもまた飼う時が来るだろう とこの漫画を読んで考えるに到った。

そんな飼い犬を通して人の生き方を覗かせ、まっすぐな感動をもたらす善良な作品であった。

犬を飼った経験のある人を限定とし、狙っているであろうことも否めないが
もういい大人の僕がこんな簡単なことで感動できるとは思ってもみなかったので
感謝をこめて9点

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[投稿:2009-12-26 00:13:47] [修正:2009-12-26 12:24:28]