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7点(レビュー数:6人)

作者高橋ツトム

巻数4巻 (完結)

連載誌週刊ヤングジャンプ:2003年~ / 集英社

更新時刻 2011-03-15 21:04:51

あらすじ ノベライズ、テレビドラマ、劇場版、テーマパーク・アトラクション等々、あらゆるメディアを席巻した 『スカイハイ』を取り巻く、社会現象とも言えるムーヴメントは止まるところを知らない。「人は死んでもまだ終わらない…」珠玉の最新傑作読切4本収録。

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スカイハイ 新章のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

7点 朔太さん

命が尽きた時、人は動物はどうなるのだろう。
絶対に答えがないために、人は死後を恐れ理想郷である
天国や極限の恐怖である地獄を妄想している。
日本人の根底には、実は強い天国と地獄絵図がイメージ
されており、日ごろの勧善懲悪の思想や行動の原理に繋がっている。
言葉にはしないが、日本人には共通の死生感が存在するのである。
スカイハイは、共通の死生感を巧みに利用し、上手い
設定を生み出した。

「怨みの門」は天国と地獄の分岐点にある。
自殺や殺人を犯した人間は、文句なく地獄。
殺されたり不慮の事故で亡くなった人間だけがここに来る。
したがって、基本形は「怨み」を持つ魂の浄化のための門。

あとがきで高橋ツトム自身が記しているが、
世の中のあまりにも浮かばれない被害者の怨みに
焦点を当てた展開を構想したらしい。
しかし、案外怨みを超えた救いのお話が多くなっている。

やっぱり日本人の死生感にマッチするのは、怨みを浄化
してこの世からあの世は気持ち良く旅立ちたい。
つまり救われたい。
シリーズ3回目の本編では、それがテーマになってきた印象である。

相変わらず絵は上手い。
特にやくざや怨み顔を描かせれば、この作者の右に
出る者はいない感じだ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-12-18 17:28:20] [修正:2018-12-18 17:28:20] [このレビューのURL]

9点 assdさん

1つの話が長々続くのではないので、
1作1作に作者の情熱を感じる。

メッセージ性もアイデアも何もない、惰性で書いてる連載漫画が多いので、大変新鮮に感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-10 04:58:29] [修正:2009-05-10 04:58:29] [このレビューのURL]

6点 Lynxさん

救われる話が多くなっている分読み終わってホッとする話が多かった。
前作から同じ様なパターンで続けているのにマンネリに陥っていないのはすごいと思う。
が、逆に今回からの新しい設定が見つからない分読んでて少し飽きを感じたのが残念。
読むのであればその前に前作を読んでおくと面白いと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-08 20:26:14] [修正:2009-04-08 20:26:14] [このレビューのURL]

6点 bugbugさん

人間の死という非常に重いテーマを扱っているだけに
お話としては非常に暗いです
短編を紡いで構成される作品ですが、個々のサブテーマも陰鬱なものが多い
心の闇が赤裸々に描かれています

多少安っぽい言葉になってしまうが、非常に考えさせられる
重いテーマを扱うにふさわしい画力と、構成力が備わっているので
ストーリーに集中できます

こうした、独立完結型の作品は得てして、マンネリズムに陥りやすいものなのですが
同じような視点にならないように、さまざまな工夫がなされていて
飽きずに読めることも高評価

他のシリーズも合わせて、人にお勧めしやすい作品だと思います

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-28 21:37:00] [修正:2009-01-30 16:41:01] [このレビューのURL]

7点 雄男さん

巻末の作者の言葉通り、救いの話が多め。
なかには浮かばれない話もあるが。

この作品は一話あたりのボリュームがちょうどよく、きれいにまとまっていて読みやすい。絵の雰囲気も作品にマッチしてる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-22 00:54:41] [修正:2007-09-22 00:54:41] [このレビューのURL]

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