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6.87点(レビュー数:64人)

作者二ノ宮知子

巻数25巻 (完結)

連載誌Kiss:2001年~ / 講談社

更新時刻 2011-08-27 01:09:16

あらすじ 飛行機に乗るのが怖くていつまでも日本を脱出して留学することができない千秋。
指揮者の勉強も独学で、日本ですることがなく悶々とした日々を送っていた。
ある日酔っ払って、自分の家のお隣に倒れこんだ。
次の日起きると、美しいピアノの旋律が耳に入り、汚らしい部屋のごみが眼に入った。
隣人の野田恵、通称のだめにここで出会い、二人はこれから大きく羽ばたいていく。
ただ、のだめは天然の変態だった。

備考 アニメ化、実写映画化された。本編は23巻で終了。24・25巻は番外編。

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のだめカンタービレのレビュー

点数別:
51件~ 55件を表示/全59 件

5点 friendstudioさん

とにかく変人極まりない「のだめ」と、硬派で専制君主な「千秋」を中心に様々な変人たちが入り乱れるマンガですが、ここで過剰に「クラシックマンガ」として期待していた自分は少々ガックリ。これは「ギャグマンガの形を借りたクラシックマンガ」じゃなくて「クラシックマンガの形を借りたギャグマンガ」なんっすね・・・。「クラシックを知らない人が読んだらクラシックが好きになれる」けど、「クラシック好きがクラシックマンガとして読む」には、だいぶ肩透かしを食らうと思いますので、ご注意ください(笑)
もちろん、だからといってクラシックの描写が悪いわけではなく、むしろ見事な出来で、これは多分マンガじゃなければ表現できないものなんだなーと思ったり。音が一切聞こえない\"マンガ\"というメディアを逆手にとって「現実じゃなかなか表現できない素晴らしい音楽」を描写する手法。「鍵盤ハーモニカで始まるラプソディ・イン・ブルー」とか「ド派手パフォーマンスしちゃう葬送行進曲」等、分かる人にはわかるネタ(笑)から、特に見事だったラフマニノフのピアノ協奏曲第二番(ピアノが無茶苦茶難しいことで有名)を千秋が演奏しきる場面まで、「音じゃない手法で奏でられる」大迫力の演出はこの作品の大きなポイントかな、と。(でも全体的に演奏シーンが少ない・・・)
とはいえギャグマンガなので、やはりそちらが本腰。少年漫画的なギャグしか知らなかった自分は、最初「笑わせ方」に違和感を覚えましたが、二度三度読んでいると次第に病みつきになりそうな感じで、登場人物の95%以上が変人ばっかっちゅー素晴らしい(笑)キャラクター設定で物語をぐいぐい引っ張っていきます。すんごく千秋がカッコつけてるシーンのセリフが「さらばこたつ・・・」ってノリとか僕好みなんですけど・・・うーむ、これはただの僕の主観的な好みですが、イマイチ主役二人のキャラが好きになれない・・・。人の弁当掻っ攫って「セーンパーイウフフフ!!」なのだめも、全体通してずいぶん柔らかくはなるけどやっぱりドきつい千秋も、なんだかなー・・・。この作品が好きになれるかは、「のだめが好きになれるか」が分かれ道になってるかと。タイトルは「のだめカンタービレ」だけど、実際に成長してるのは千秋だけだし・・・(6巻まで入手して読みました)。こーゆーのは少女ギャグマンガの特徴なのかな・・・。繰り返すように自分の主観的な好みに過ぎませんが、そこが「☆四つが取れる実力を持った作品」がギリギリで☆三つになっちゃった原因かなぁ。
この作品のテーマは「一番の変人は千秋なんだ」ってコトなんでしょうね。キャラそれぞれ強烈な個性があって、イラつくしぶつかるし否定したくなるけど、それでも真っ直ぐに音楽へ向かっていく登場人物たちの姿を見ていると、「一番ヘンなのは、この中でただ一人ヘンじゃない千秋なんじゃないか」なんて思えてくるあたり、なんだか不思議な感じ・・・見事でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-19 20:59:16] [修正:2006-11-19 20:59:16] [このレビューのURL]

6点 roiさん

このジャンルにありがちな“栄光と挫折”というお約束の流れがなく、思いのほかトントン拍子にことが運んでいきます。ただひたすら上に向かって突き進んでいく主人公の姿は見ていて気持ちが良い。願わくばドロドロな展開に持っていかずに、このまますんなりとラストを迎えてほしいものです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-06 06:24:42] [修正:2006-11-06 06:24:42] [このレビューのURL]

7点 はむさん

男も女もたのしめる変態コメディーさがウケル!
でも、千秋の内容がどんどん進んでいくのに対してのだめの内容が二の次になってる気がする・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-03 23:20:04] [修正:2006-05-03 23:20:04] [このレビューのURL]

6点 ムキッキーさん

テンポ良いですし、男女問わず読める作品だと思います。
クラシック音楽という難しいテーマを
変態とギャグでうまく包んで成り立たせているのは凄いですね。

しかしキャラに感情移入するのは難しいかもしれません。
なにしろ主役級ののだめからして変態なので。
部屋のゴミは片付けてくだちい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-14 02:12:26] [修正:2006-01-14 02:12:26] [このレビューのURL]

8点 きのすけさん

(11巻までを読んでの感想です)
クラシック音楽はあんまり詳しくないけど、この作品は面白かった。
キャラクターの設定が絶妙ですね。少女漫画にしてはめずらしく(?)どのキャラもアクが強くていいですし、
やっぱりのだめが最高にうざくて(笑)かわいいです。
あと、オーケストラの演奏シーンなんかはほんとに音楽が聞こえてきそうなくらい臨場感があっていいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-07-09 22:50:30] [修正:2005-07-09 22:51:00] [このレビューのURL]

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