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8.42点(レビュー数:7人)

作者古屋兎丸

巻数1巻 (完結)

連載誌マンガ・エロティクス・エフ:2006年~ / 太田出版

更新時刻 2009-11-25 06:34:40

あらすじ 工場の煙に覆われた蛍光町の片隅にある、「光クラブ」と名づけられた少年達の秘密基地。
その場所で、ある崇高なる目的のために作られた「機械−マシン」が目を覚ました。
鳴り響く笛の音、狂気をはらんだ叫び声…。
熱狂する彼らの目的は!?「機械」の正体とは―!?

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ライチ☆光クラブのレビュー

点数別:
6件~ 7件を表示/全7 件

9点 ドロドロするさん

古屋兎丸の真骨頂!

東京グランギニョルという、実在した劇団の作品を漫画家した作品です。メンバーは飴屋法水、丸尾末広、嶋田久作など。
これほどまでに狂気に満ちた舞台が存在したことが、信じられない。

もちろんマンガとしての出来は素晴らしく、画力は凄まじく、80年代の独特の空気感の描写が上手い。最終話前、最終話の怒濤の展開は特に凄まじく、思わず目を背けてしまう程のモノでした。

古屋兎丸、グランギニョルという、希有な二つの才能が見事に溶け合った傑作

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-27 20:57:04] [修正:2009-12-27 20:57:04] [このレビューのURL]

10点 日和さん


この漫画は1983年飴屋法水氏らにより結成され1986年には解散となった劇団、
東京グランギニョルの第三回公演『ライチ光クラブ』を漫画化したものである。

もちろん平成生まれの私は東京グランギニョルという劇団を知らない。
しかしこの漫画から漂う薄暗さ、枕美的雰囲気は当時の劇団の空気を忠実に表わしているのではないかと思った。
実際に作者のあとがきにも「熱気、空気、パワー、においを再現できたのではないかと自負している。」と書かれている。

年齢的にも精神的にも若輩者の私がこの漫画(更に言えば劇団)の核ともいえる
退廃、狂気、普遍の美しさをどこまで理解できたかは疑問だけど
読破後に恐怖を超える衝撃を受けたのは確か。

高一の終わり、初めて東京グランギニョルの公演を見た時に作者、古谷兎丸氏が受けた衝撃と同じなのではないかと思う。
もし叶う事なら80年代へ行き生の公演を見たくて堪らない。


…と、熱く語りましたけども。
とりあえず劇団と作者の情熱に10点!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-05 13:02:11] [修正:2009-08-05 13:02:11] [このレビューのURL]


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