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MW


5.8点(レビュー数:10人)

作者手塚治虫

巻数3巻 (完結)

連載誌ビッグコミック:1976年~ / 小学館

更新時刻 2012-07-23 01:09:00

あらすじ 梨園に生まれたエリート銀行マン・結城美知夫の素顔は、狂気の連続凶悪犯罪者だっ... 続きを表示>>

備考 MWと書いて「ムウ」と読む。この作品は手塚作品としては異例なほど生々しい性描... 続きを表示>>

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MWのレビュー

点数別:
6件~ 9件を表示/全9 件

6点 ジブリ好き!さん

あまりにやりすぎな復讐劇で、同情なんて全くできない凶悪な主人公なのだが、このダークさが時に魅力を放つ。映画の玉木ははまり役でした。

葛藤するゲイ神父や二人の過去、毒ガス兵器MWといった設定は非常に好きだったのですが、いまいち「これだ!」って面白さがなかったです。

結城の猟奇殺人をこれでもかと見せられ、しかも結城は最後まで生き残る。作品通してずっと結城のターン。
結城を悪とは描いてないんですね、はい。
彼のあらゆる殺人が肯定化されるかのような問題作。凄いです。

今で言うと、1部(L戦)で完結したデスノート、って感じですw
大したひねりはなくとも、その設定自体が本当に凶悪な魅力をもった作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-08 02:18:51] [修正:2010-02-08 02:18:51] [このレビューのURL]

7点 kenkenさん

とにかく主人公が極悪で変態
やってない犯罪はおそらく無いと思われる
目的のためなら障害者でも婚約者でもレイプ、恐喝、詐欺、殺害、解体、たまに犬とSEX
唯一の心のよりどころはくされ縁のホモ達神父

不慮の事故で一切の倫理を失ってしまった天才美少年って設定をこの時代にやったのは凄い
とにかく結城美知夫というダークヒーローの存在感に尽きる

おかげでストーリーの後半は少しハチャメチャ、でも結城の悪意はアレくらいのスケールじゃないと描けないかも

「時計仕掛けのオレンジ」を髣髴とさせるラストも印象的



ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 16:01:31] [修正:2008-07-14 16:01:31] [このレビューのURL]

5点 ちょうあんさん

これもまた図書館で勉強を妨害してくれたマンガ
僕がこれまで読んだ手塚漫画はどれも、ありえない事ではない
位のフィクション性の中で書かれた物が多いので
すんなりとそのパラレルワールドに入っていける

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-31 22:29:29] [修正:2008-03-31 22:29:29] [このレビューのURL]

9点 バラハさん

こんな作品を30年も前に発表してしまうとは・・・
やはり手塚先生は凄すぎます。
今でこそあたりまえに描かれる猟奇殺人や同性愛を私の生まれる前に既に作品に取り入れてしまっている。
もちろん作品としての完成度は高くただの変質的な作品ではなく社会的な要素も取り入れ、結末も「にやり」とさせてくれます。
発表された当時の評価は知りませんが今読んでも充分楽しめる作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-16 08:19:40] [修正:2007-01-16 08:19:40] [このレビューのURL]


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