MWのレビュー
5点 Sealさん
読む前の期待が大きかったぶん読後はがっかり感も大きかった。
冷酷な殺人者結城を主人公にし、同性愛の要素も入っているという挑戦的な題材を30年前に世に出したことは評価する。
もう一人の主役である賀来神父は結城の犯罪を憎みながらも、結城を救いたい気持ち(愛情?)との葛藤から彼の行動に翻弄される。
この神父が何をしたかったのか最後まで理解できなかった。この人はやる事なす事中途半端だった。
この神父に代表されるようにキャラ設定が全体的に弱い。
16年前の毒ガス事件の真相に迫っていくというストーリーの大筋はよく出来ているのだが、キャラが弱いため台無しだ。
そして肝心のラストもありきたりのもので意外性が無かった。
もうちょっとひねったオチを見せてくれたら評価も上がったのだが。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-08-11 14:43:00] [修正:2010-01-26 19:13:27] [このレビューのURL]
6点 朔太さん
映画かTVドラマ用シナリオを絵コンテ付きで表現したかのような作品。
決してこき下ろしているわけではなく、今どきのシドニィ・シェルダンあるいは
湊かなえ、夏樹静子かのごとくサスペンスドラマ調のテイストである。
実際のところ、2009年に玉木宏、山田孝之主演で映画化された!
現代の我々が読む分には、6点という評価になってしまうほど、漫画文化は進化した。
しかし、1976年という時代背景を考えれば、先鋭的と言わざるを得ず、天才手塚治虫のなせる
技としか言いようがない。
先人たちの功績に合掌。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-01-06 20:35:14] [修正:2016-01-06 20:39:04] [このレビューのURL]
5点 くろしびさん
ただただ救いのない漫画。
復讐にかられるとこうなのか、というぐらいに
なんのためらいのなさと、その処理の淡々としている
ところに不気味さを感じる。
主人公の目的もいったいどうしたいのか、がわかりにくいというか
共感できない部分も多く、ただ結末が知りたくて読み進めていった印象。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-10-25 12:28:56] [修正:2010-10-25 12:28:56] [このレビューのURL]
3点 鈴森一さん
手塚ファンの方には申し訳ありませんが、私は楽しめませんでした。
主人公に対し、共感も感情移入もできなかったのが主な原因だと思います。
でも、昔のマンガだし、発表された当時はかなり斬新だったのではないかと想像はできますが・・・・・・ただそれだけです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-08 22:38:20] [修正:2010-07-08 22:48:52] [このレビューのURL]
7点 bugbugさん
数ある手塚漫画の中でも
もっともオタク・・・もとい大人向けな作品じゃないでしょうか
読後感もさっぱりせず、ビター
この設定、このストーリー、このキャラクターを
1976年に漫画として発表するってんだから、漫画の神様なんだなぁ
っと若年世代でリアルタイムで手塚治虫なんか知るわけない世代の自分はそう思う
まぁとにかく、主人公がダークでかっこよすぎるのと、
女みたいな性格のガチムチホモ神父様の対比がどことなく笑いを誘う
キャラクター立ちすぎ
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-03 18:17:39] [修正:2010-05-03 18:17:39] [このレビューのURL]
PR