ホーム > 青年漫画 > 漫画アクション > 鈴木先生

7.33点(レビュー数:24人)

作者武富健治

巻数11巻 (完結)

連載誌漫画アクション:2005年~ / 双葉社

更新時刻 2011-12-05 03:18:48

あらすじ 中学二年生のクラス担当教師、鈴木先生の奮闘を描く。劣悪な労働環境のせいで同僚教師は次々と精神崩壊していく。そんな中鈴木先生は独特の教育論をもって・・・

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鈴木先生のレビュー

点数別:
21件~ 24件を表示/全24 件

8点 チャドさん

必要以上にシリアスで突っ込みたくなるほど。
本来先生とはこうあるべき?
断言しきれない程、鈴木先生は苦悩しまくる。常に苦悩する。とにかく苦悩する。ちょっと異常なくらい苦悩する。
そして熱い。地に足が着いていながらも熱い。
絵が軽く劇画調で、なかなか手に取るまで時間かかるかもしれない。だが、妙に胸が高ぶるハズ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-09 00:13:54] [修正:2008-02-09 00:13:54] [このレビューのURL]

8点 ごまあぶらさん

これはジャンルわけをするならば、ミステリに分類されるのではないだろうか。

まったく、鈴木先生なんて題名のミステリなんてばかげている。
中身はなんだ、殺人が起きるわけでもなく、誘拐なんておこるわけでもなく、ただの授業風景。

ミステリ風にするなんて大げさではないか。
なんだ、一話目の題名は。
「げりみそ」って、作者は読者にどんな媚をうろうとしているのだ。
げりみその話だとわかって誰が好むものか。



ええ、私大好きです、鈴木先生。


いや、すごいおもしろいよ、これ。
回答に導くさまはまさに王道ミステリ。
しかし、先生、イカレテルぜ。

ねじがゆるいわけではないが、妙に説得力のある心理描写といい、リアルを感じさせる。
これは新しくいい漫画だ。

ただ、誰も真似できないだろうがね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-10-31 01:10:53] [修正:2007-10-31 01:10:53] [このレビューのURL]

7点 rongaiさん

まぁー、なんてダサい表紙とタイトルなんでしょう!!
表紙とタイトルのせいで中身の良さが全く伝え切れてない!!
そのことが惜しくてたまらんですね。

なんか劇画チックだから、ちょっと羽生生純みたいな
ぶっ飛んだ作品を勝手に想像しちゃったんだよね。
全然違うのね…。
すんげぇシリアスなのね…。

教育とは何か!!

みたいなことを「酢豚」ごときで大事件になったり、
そうかと思えば、小学生と?!みたいな難解な議題で悩んだりするわけです。

ささやかな出来事がささやかで終わらないとこがこの漫画の良さだと思う。

人気が出ている作品らしいのでご一読してみてはどうでしょ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-18 14:12:45] [修正:2007-06-18 14:13:35] [このレビューのURL]

6点 白い犬さん

[ネタバレあり]

2007年1月11日にレビューしたものの修正版です。
そのとき鈴木先生のレビューに「金八のような説教はなくGTOみたいな度派手なこともなくただどうでもいい問題に大して真摯なまでに向き合って答えを出すのだ。」と書いたのだが2007年1月31日の読売新聞で武富氏が「GTOや金八先生とは違う方向を意識した」と
インタビューで答えていた。なんか作者のメッセージをしっかり受け取れた気がして気分がよかった。まあ、私のうぬぼれなんですけどね。
私が印象的だったのが一巻の「@教育的指導」という話である。
鈴木先生受け持ちの生徒岬が小4の女の子セックスしている事実が発覚したというものだ。その小4の女の子は岬の親友遠野の妹で遠野の母が出てきてもめるのだが岬と遠野は担任たちと母に言う「今若者の平均は付き合ってから3ヶ月でやるって雑誌に書いてある〜」「雑誌でもネットでもテレビでも初体験の平均は16歳だって言っている」また授業で避妊の方法まで教わったなど中学二年生なりに理論武装してくる。これについて鈴木先生がどう指導して結論つけるのかはぜひ読んでもらいたいのだが私が感心したのは問題が一応解決した後この件に関して鈴木先生は口外を一切しないことを約束させるのだ。中二と小4がやったという事実とこの件の結末がいったん情報化して世間に出れば事情がわからない未熟者を迷わせ悩ませる、という。先にあった「初体験の平均は16歳」なんてのがいい例だ。この平均の中には25歳で初体験したものもいれば12歳で初体験した人もいるだろうし、それはそれぞれ個人のの事情や環境大きく左右していて、それらを統計して割り出したただの数字にすぎない。それらに人は惑わされコンプレックスを抱かせられる。ひとつの事件にはさまざまな事情があって起こったわけでその事情に合わせた解決方法がいるのだ。武富氏はインタビューでさらに言う「すべてのケースに当てはまるまるで魔法のような解決方法はない」そのとおりだと思う。
先生と生徒という関係でありながらもあくまでも「個人の問題」として向き合う鈴木先生、私はすきである。この地味だけど実直な漫画がいたるところで評価されているのが嬉しく思えるのである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-11 21:58:29] [修正:2007-02-02 19:54:44] [このレビューのURL]


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