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7.5点(レビュー数:18人)

作者村上もとか

巻数20巻 (完結)

連載誌スーパージャンプ:2000年~ / 集英社

更新時刻 2012-08-21 12:45:06

あらすじ 現代(西暦2000年)の大学附属病院で脳外科医をしている南方仁。ある夜、緊急手術の最中に患者の頭蓋骨内に奇形胎児を発見、摘出する。手術後、謎の声や頭痛に悩まされ嫌な予感を感じる仁。更に、逃亡したオペ患者と揉み合ううちに、不思議な空間を通って幕末へとワープしてしまう。幕末の江戸で様々な患者や人々と出会い、医者として自分の為すべき事を、仁は模索していく。

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JIN -仁-のレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全18 件

4点 ぽこらてさん

設定は面白いが、仁が江戸時代に馴染見すぎている感じがした。もうすこし元の時代に戻る事への葛藤があっても良かったと思う。
それと、医学的説明や時代背景などの説明が多くて、飛ばし読みすることが多かった。

ドラマ化された事で知名度がいっきに上がった作品だが、ドラマと原作では設定に大きな違いがあるので、ドラマから入る人は注意が必要。
具体的に言うと、ドラマであった仁の恋人関連の設定が原作ではありません。そのため、原作では仁が何のために医学の知識を江戸時代で広めているのか、良く理解できなかった所がある。
(ドラマでは現代にいる植物状態の恋人を救うため、という目的があった)

面白い作品なのかもしれないが、その面白さを理解するには読み手側に相応の歴史の知識が求められる作品。残念ながら自分の好みには合わなかった。
この漫画の最大の見せ場である、1巻で貼った伏線の回収と竜馬関係のくだりは面白かったし、そこだけ見れば7点くらいあげれるのですが、全体で評価すると4点になってしまうかなぁ。

それにしても作者は歴史が好きなのか、読んでいて江戸時代、特に竜馬への愛のようなものを感じた。仁も竜馬が薩長同盟をしたように、医学所と医学館の橋渡しをしていたし、作者は竜馬に憧れていたんでしょうかね?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-25 00:14:00] [修正:2011-02-25 00:14:00] [このレビューのURL]

9点 torinokidさん

現代医学をもって幕末にタイムスリップという
着眼点が非常に面白い。

時代考証は言うに及ばず、方言のリアリズムに至るまで
きめ細やかな描写はさすが村上氏といったところか。

ラストはちょっと綺麗すぎる感もあるが
まあお見事です。名作ですな。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-14 10:34:50] [修正:2011-02-06 21:23:45] [このレビューのURL]

8点 臼井健士さん

名作「六三四の剣」を世に送り出した村上もとか先生の作品なので、総合的な完成度の高さは言わずもがな。

皆さん、浦沢直樹先生の漫画「MONSTER」はご存知でしょうか?
この漫画は、その「MONSTER」の主人公・天才外科医「テンマ」が、過去の世界にタイムスリップして患者の治療に大活躍する漫画!と書くと判りやすいかもしれません。
多士済々の「医者漫画」のジャンルに「過去の世界へのタイムスリップ」というエッセンスを加えたことで、新たな魅力を引き出すことに成功した。
現代医学では「常識」の知識・技術ですらも百年の時代を遡れば「超人・神の所業」へと変貌する。

しかも時は「黒船来航」に端を発した幕末の動乱期の入り口。
数年後には二百年以上も続いた「徳川の世」が終焉を迎えることとなる。動乱期には多くの英雄・英傑が揃う。
主人公がもし「力や武力や勇気に秀でていたのなら、龍馬や海舟と共に維新回天の立役者となる」道もあったことだろう。
けれど、主人公は格闘家でもなく、戦術家でもなく、只の医者でしかない。

しかも神ならぬ身では、たとえ最新の知識を持っていたとしても救えない命とて当然のように出てくる。
そんな時、他の多くの人が「孤独と絶望の淵に身を任せたがる中」この男はあくまでも一人の医師として、その時代を生きる病に苦しむ人々を救うために立ち上がる道を選ぶこととなる。

そんな姿勢は「龍馬」や「海舟」や「西郷」等の、後の世の偉人と称される者たちと何ら変わらぬ熱い魂を持つことの証明でもあった。
そして道は違っても「同じく熱い魂を持つ者」を磁力を互いに持つかのようにして引き合わせていく。
彼等はいずれも徒手空拳ながら「持つ者よりも強く見える」は何故?

とにかく医学的知識もそうだが、幕末の江戸の描写が丁寧かつリアル。
余程綿密な取材を行っていないと、この描写は出せまい。
いよいよ完結!ラストシーンまで見逃せん作品!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 12:56:34] [修正:2010-11-23 12:56:34] [このレビューのURL]

8点 さん

一言で言うと医療漫画です。

しかし、現代の医療ではなく江戸後期からとなってます。

医療漫画はあまり読んだことはなかったですね。しかし、読んだら結構面白いです!

しかし、医学に興味がない人にとっては難しいかと思います。実際、僕もそうです。



しかし、今と幕末はかなり違っていて、この時代には直せない病気を治せるのがスゴい!

頭使わないと難しいかと思います。

後は、仁以外のキャラクターも暑いです!

読んでる幕末の人々は夢、希望があった人達だ。と感じます。



医療漫画でどうせ手術が成功しまくる漫画だろ?と思わないほうがいいですよ!

後、ドラマになって有名な作品にもなったので読むなら今ですよ!

けど、終わるのにどれだけ連載するのか…

まだまだかかりそうだな…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-21 22:55:56] [修正:2010-06-21 22:55:56] [このレビューのURL]

9点 18000senseiさん

まだ読み始めだがおもしろい!最初絵のタッチが古臭いと感じたが、とりあえず読むべき!調度よくドラマも始まったらしいし(見てないけど)
追記:16巻迄
作中に登場する病名・医療用語等がよく耳にするけど詳しくは知らないものばかりで興味をそそる。また正しいものかは知らないがこれもまた江戸時代の実際が詳細に描かれていて興味をそそる。密かに女性サブキャラの存在がアツイ。これは万人にオススメする。終わる頃には10点になってるだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-03 15:14:29] [修正:2009-11-18 19:38:38] [このレビューのURL]

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