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5.81点(レビュー数:71人)

作者高橋しん

巻数7巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2000年~ / 小学館

更新時刻 2011-01-12 14:08:44

あらすじ 時代背景が「現在」の戦争中の日本。
普通の高校生のはずのシュウジとチセ。彼らの心にも戦争が大きくのしかかり、覚悟を決める時代。

チセの口癖は「ゴメンナサイ」だった。ドジで背が小さく、あまりしゃべらない「彼女」。
ある日シュウジが友達たちと札幌へ買い物に行くと、空襲に遭ってしまう。
そこに現れた日本の最新式の兵器。ソレは敵を打ち落とし、地に舞い降りた。
白煙に包まれたそれは間違いなくシュウジの「彼女」だった。
「ごめんね、シュウちゃん。あたし、こんな体になっちゃった」

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最終兵器彼女のレビュー

点数別:
36件~ 40件を表示/全71 件

3点 リヴィエラさん

自分はこの作品について表現する場合、
「恋愛模様を際立たせるために人を殺し、不幸にする作品」。だと思っています。
そのため、この作品を好きになれないのです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-05 14:23:53] [修正:2010-05-02 11:32:26] [このレビューのURL]

10点 蜘蛛男さん

 主に映画と舞台を鑑賞しています。最近の商業漫画に興味はない私ですが、つい先日この作品を読みました。若干まだ二十歳ですが、今までで一番心を抉られ感銘を受けました。

『誰となぜ戦うのか』『彼女はどうして兵器にされたのか』など読者には分からない事もありますが、私には全く気になりませんでした。それはこの作品がシュウジとちせ『二人の物語』であり、誤解を恐れずに書けば、『二人以外は関係ない物語』だと感じたからです。作者の高橋しん先生は全て整っている設定から二人だけを書き出すために、限界まで説明を省いたのだと思います。ですから物語はきちんと繋がりますし、矛盾もありません。
 私の考え過ぎかもしれませんが、コマ割、線のタッチ、言葉の挿入方法など作者の才能を感じました。一巻第二話の作中のタイトル挿入や、三巻の目次の配置はセンスを感じます。
  
 救われないが、不幸ではない と言うのか、涙なしには読めません。私の恋人・友人や、このレビューを今読んでいるあなたにもオススメします。
 結局は私の主観なのですが、この作品は強烈です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-09 11:25:08] [修正:2010-04-09 11:51:19] [このレビューのURL]

2点 ショーンさん

作品の世界観が全く分からず、とりあえず男女の恋愛ものです。
絵も分かりにくい気がする。人によって、好き嫌いが分かれる漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-30 01:48:02] [修正:2010-02-06 01:57:40] [このレビューのURL]

最終兵器彼女は綺麗な作品ですよね。人の死や過酷な現実がけっこうエグイ描写で描かれてるにも関わらず。
それでも最終兵器彼女の印象が綺麗なのは、高橋しんの絵が大きいのだと思います。透明感があるというか、少女漫画的というか、最終兵器彼女の世界観に一番あった絵ではないでしょうか。
また、過酷な世界から二人だけを切り取って描かれた二人の恋愛は、儚くも美しく感じさせるのでしょう。

だからこそ最後のSEXは、急に夢の中に現実が紛れ込んだような、ものすごく異物感を感じてがっかりしてしまいました。個人的には他にしめ方があったじゃないかなと思います


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-02 01:58:15] [修正:2010-02-02 02:00:02] [このレビューのURL]

7点 カレーさん

セカイ系の代表作。

その世界観をほとんど読者は知ることが出来ません。

そうすることで一般人である無力な主人公に読者を近づけているため、非常に巧みな表現方法の一つです。


「セカイ系」そのものへの批判はポップス好きでメタルを理解できない人が、メタルそのものを馬鹿にするようなものなので、気にしないでください。

戦争というスケールの大きな極限状態の中、それでも必死に恋愛をして生きる10代のひたむきさ。

僕の中ではこの一言です。

たった一回のSEXがこんなにも大切に描かれている。

性と向き合うということは、自我の確立や大人への成長の中で必須条件だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-17 12:22:31] [修正:2010-01-17 12:22:31] [このレビューのURL]

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