めぞん一刻のレビュー
10点 kenkenさん
この漫画が他の高橋留美子漫画と一線を画しているのは、モラトリアムから脱却している点にあると思います。
うる星、らんまのように「るーみっくわーるど」と総括される世界があり、そこを舞台に毎日を楽しくドタバタと過ごし、新キャラは大抵誰かの関係者、その狭い人間関係内で誰かと誰かがいい感じになったりする。
このいつも変わらず安心できるテーマパークのような特徴は魅力でもある一方、閉鎖的、保守的なモラトリアムだとたびたび揶揄されてきた点でもあります。
このめぞん一刻は一見そういったいつものパターンを踏襲しているようでありながら、実は結婚という確実な終末が初期の段階から明確、という大きな違いがあります。
さらにこの漫画は連載時間と漫画内の時間が連動しており、キャラは歳をとります。ここも他作品と大きく違う点です。
21だったヒロインは最終的には28になり、ダメ学生だった主人公は物語が進むにつれ明確に「成長」します。
この漫画は結末に向けての二人の成長物語でもあるのです。
この漫画の最終回を読み終えた時、ずっと続くはずの物語が完全に終った事を告げられ、読者はここで強制的に作品世界から追い出され、莫大な喪失感を抱えます。
それは一刻館というよりも、この漫画そのものがモラトリアムだったからだと思います。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2008-07-17 23:31:41] [修正:2010-06-05 18:06:53] [このレビューのURL]
9点 consumerさん
不思議な、いいマンガ。
読んでいて長いと感じる。
でも響子さんがよろしい。
普通に好きになる。
でも五代も好き。
応援したくなる。
全てのキャラが良い。
読み終わった後、こんなもんかと感じるけど、まだ読みたいし、
この世界が終わりにならないで欲しいと思った。
マンガの世界に入りたくなるいい作品だった。
最後の惣太郎の親父の響子さんに言う一言が、めちゃくちゃいい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-06-24 17:13:38] [修正:2008-06-24 17:13:38] [このレビューのURL]
9点 やますんさん
文句なしでしょ
寸止めラブコメディのさきがけ
これ以降のラブコメは全部めぞん一刻の影響ビンビンに受けてますね
もう何が最高って
管理人さんの性格
やきもち焼きで
早とちりで
泣いたり
怒ったりだけど
その人が笑うと
俺は最高に幸せなんだ
最終巻が一番いい漫画はおもしろい、という俺の持論が生まれるきっかけになったのもめぞん一刻。
これ読んでない人は
どんなに充実した人生おくったとしても
俺よりはちょびっとだけ不幸な人生
・好きなキャラ
みんな大好き
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2008-05-22 19:11:42] [修正:2008-10-06 21:19:34] [このレビューのURL]
9点 ○八さん
すばらしい作品だと思います。女の子への考え方を学べました。
1点は五大君へのがんばってくださいって意味で!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-05-22 04:21:15] [修正:2008-05-22 04:21:15] [このレビューのURL]
10点 ちょうあんさん
それまで少年漫画ばかりを読んでいて
多感な中学時代に初めて読んだ青年漫画
ってのもあるんだろうけど
新しい漫画の世界を見つけた気分になった
人生に影響を与えたとすれば、
それまではベンゾウさん(キテレツの)イメージだった浪人を払拭したこと
浪人に憧れて中学の時からしてみたかった。
実際してみてしまった
だもんで、これは思いっきり個人的な点数です
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-03-31 18:06:31] [修正:2008-03-31 18:06:31] [このレビューのURL]
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