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7.55点(レビュー数:40人)

作者柳沼行

巻数16巻 (完結)

連載誌コミックフラッパー:2001年~ / メディアファクトリー

更新時刻 2009-11-25 06:27:31

あらすじ 西暦2010年。日本人初の有人宇宙探査ロケット「獅子号」は市街地に墜落して多くの死傷者を出す惨事となった。事故で母親を失った少女・アスミは、事故機のパイロットの幽霊、「ライオンさん」と出会い、宇宙飛行士を夢見る・・・。

備考 2003年から2004年にかけてNHKにてテレビアニメ化、2009年に同じくNHKにてテレビドラマ化された。

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ふたつのスピカのレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全40 件

7点 がいさん

辛く厳しい現実を
絵本のような優しい雰囲気が包み込んでいるような不思議な漫画です。
主人公のアスミを初めとする仲間達が夢に向かって努力する姿勢や
辛くても支えあっていく友情、
そしてアスミの大きな意志に胸を打たれます。
他の漫画には無い哀愁を漂わせていて、読んでいるとなんだか切なくなります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-10 01:02:27] [修正:2010-11-10 01:02:27] [このレビューのURL]

9点 kogumataroさん

宇宙漫画だと思ってたけど、青春漫画としての色のほうが濃かったです

青春時代は楽しくて切なくて美しい。あまりに青臭いけど題材が宇宙なのでその純粋さにいやみがなく心打たれます。一方で、夢をもった若者がまぶしすぎる、ここには長く居られない。大人が言うそんなセリフも印象に残りました。

高校三年間でいろんな出来事を経験し、出会い別れ成長していく姿がありきたりだけど良いなぁと思える良作です

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-30 20:58:17] [修正:2010-09-30 20:58:17] [このレビューのURL]

1点 anonymousさん

「仲間はかけがえのないもの」「夢をあきらめないことが大切」という青臭いことをくどいほど描いているくせに、安易に人を殺しすぎる。

秋の死に方は、あの描写では自殺したことになってしまうし、秋の妹は、大きなトラウマを持つことになってしまうのに、作者がそのことにまったく気付いていないように感じられる。

トモロウと佐野が大学で一緒にロケットを作っていた関係だとすると、佐野の獅子号の設計案に対して、本人に直接言わないのはトモロウの人物設定からして不自然であり、佐野がトモロウを避けるのはともかく、トモロウがまったく口も訊かないのはおかしい。佐野が今日子のことを好きだったとしても、これほどまでに人間関係が壊れるのは、よほど泥沼の三角関係で無ければあり得ないが、佐野とトモロウの人物設定ではそうはならないはず。

トモロウが退職金も遺族補償金も受け取らずに、アスミをほったらかして、肉体労働で借金を返済したのは、親としての責任よりも、自己満足を優先したことになってしまう。

叙情的な作品とされているが、実際には深い部分の心理描写ができておらず、作者の精神的な未成熟さが作品に現れてしまっている。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-25 15:25:09] [修正:2010-08-25 15:25:09] [このレビューのURL]

10点 ひょうたさん

絵柄的に毛嫌いする人もおおいかもしれませんが絶対に読むべき漫画です。
実際私の友人にも読ませたところ皆おもしろいと言っていました。
何回泣かされたことか・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-28 09:43:44] [修正:2010-06-28 09:43:44] [このレビューのURL]

8点 臼井健士さん

乙女座のα星、通称「スピカ」は高速で回転し合う2つの星「連星」の総称。
地球から350光年は離れているという、その美しい輝きは対となる存在があってこそ生み出すことのできたものだった。

人類が本格的に宇宙へと進出しようとしていた二十一世紀初頭。
日本初の有人宇宙探査ロケット「獅子号」が打ち上げに失敗して墜落、炎上して多数の犠牲者を出すという痛ましい事故が起こる。

事故で母親を失った少女・アスミはなぜかその事故で亡くなったロケットのパイロットの1人が幽霊となって現場近辺を彷徨っているのを診付ける事ができた。

元・獅子号建設の技師だった父を持つアスミは成長するにしたがって「宇宙飛行士になりたい」という夢をより強い想いで抱く。

宇宙という未知の空間にあっては体力勝負・・・になることは素人考えでも想像が付く。それなのにアスミの身体は同級生の他の誰よりも小さいときていた。
どうみてもハンデを背負っている彼女が、宇宙学校に入学し多くの困難を持ち前の根性と努力で乗り越え、仲間たちと宇宙を目指していく。

多くの登場人物たちの心を囚われの身としているのは、やはり「獅子号墜落事故」。
このお話の数々の問題の源流を辿って行くと必ずぶつかる「物語の原点」。
だが、今も現世を彷徨う当事者であるはずの「ライオンさん」はその事について「黙して語ろうとはしなかった」・・・・・。

地球から見える星の明るさは均等ではない。
最も明るく見える星が「一等星」。二等星・三等星と明るさが落ちて、最も暗く見える星が「六等星」と振り分けられている。
本当は他のどの星よりも強い輝きを放っているかもしれないのに距離が遠いゆえに「暗い星」と思われているものが無数にある。

「六等星の少女」が「一等星の輝きを放つまでの物語」ですよ。これは。
「真の一等星」を見分ける目が切望される。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-19 00:07:25] [修正:2010-06-19 00:07:25] [このレビューのURL]

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