バクマン。のレビュー
5点 はささん
絵が得意な主人公と、話を作るのが得意な親友がそれぞれ自分の長所を生かして力を合わせて漫画を作っていく漫画。
面白い漫画や売れる漫画を描くために主人公たちが試行錯誤したり、いいライバルと出会って彼らと互いに影響しながら切磋琢磨していく様子はとても少年漫画らしくて好ましいと思いました。
しかし中学生や高校生なのに軽々しく(でもないかもしれないけど)結婚の約束などをしているのを見ると共感できなくて、なかなか感情移入できませんでした。
あとどうしても話を考える工程がメインになっていて、絵を描く主人公の絵の試行錯誤などがあまりなくて少し偏っていると思いました。
どんなものが売れるのかなんて誰にもわからないと思いますが、この漫画の中で大ヒットしている、もしくはそこそこヒットしているとされる漫画がすぐ打ち切られそうな漫画に見えてこれまた色々考えてしまい感情移入できませんでした。
しかし漫画を作っていく際の編集とのやりとりなどはあまり知ることが出来ない部分なので興味深かったです。
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[投稿:2010-09-07 09:05:13] [修正:2010-09-07 09:05:13] [このレビューのURL]
0点 そのばしのぎさん
そもそもいい年こいて現在の少年ジャンプの漫画レビューなんておかしいし、そもそも読む事自体間違ってるかもしれない。
でも、まぁ「ヒカルの碁」なんて年齢に関係なく読める名作だと思うし、漫画喫茶なんぞでこの「バクマン。」をつい手に取って読んでみたり、登場人物の薦める「いちご100%」や「To LOVEる -とらぶる-」を手にした事を誰が責められりょうか。
・・・で、結論として作者の訴える面白さのベクトル、価値観が全く理解できない。これがただ単につまらない漫画であれば文句のひとつも言いたくなる所だけど、世の中いろいろな価値観の人間がいるわけで、俺以外の価値観認めねぇなんて言われた日には、あの人誰と戦っているんだろ?いやいや腫れ物には触れないでおこうという事になる。
すみません、あえてレビューを書いてみたのは気の迷いです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-09-07 01:15:08] [修正:2010-09-07 01:16:37] [このレビューのURL]
4点 白い犬さん
正直申し上げますとこの漫画に魅力をまったく感じていません。
まさかと思いますが、これを漫画家、ジャンプ編集部をリアルに描いていると思っている方はいるのでしょうか。
だとしたら実によい読者です。
社会に出て数年、年をとったなりに人と出会い、漫画家さん、漫画家の卵さん、出版社の編集者と知り合う機会がありました。
その程度ですが、総合して「バクマン。」を読みますと「うわ、表面のきれいなところだけ抽出したフィクションだ…」という印象です。暴露・・・しているようでしていませんよ。
ではフィクションとして割り切って読むとしましょう。それでも魅力は感じません。
でもこれから夢あふれる若い子供たちには魅力あふれているんだろうな、とは思います。
思春期の根拠の無い「将来自分は有名になる」と信じて疑わない時期にはこの物語は感情移入をすっぽりできるわけですよ。
「亜城木夢斗は苦難の末アンケート一位や売り上げ一位といった「てっぺん」をとる」ことに。
夢に向かってまっしぐら、すごくいいことです。
しかし、この漫画に潜む「売り上げこそすべて」「結果出したもん勝ち」「一番を目指す」、それ以外は負けという描き方、どうなのよ?と思うわけです。(それ以前に大場つぐみのキャラは基本「天才」「愚者」「無害」という非常にうすっぺらい構成なんですが)
売り上げがどうのとか一番がどうのとか、実際そのとおりだろ、と反論する君。若い!そして狭い!
この世界のほとんどの人が「てっぺん」を獲れない人になるわけです。それらが負けとか劣っているとか才能が無いかというとそういうものでもない。(非常に微妙な言い回しですが)
売り上げこそが、一番こそが勝ち。そのガチガチの価値観で「負け」てしまった人たちにはこの漫画はあまりにも冷たいなあと思うんです。
逆に「負け」てしまった人たちだから、「勝者」の物語にフィクションとして感情移入できるのだろうか?
メディアミックスなどで御殿築いた漫画家も数年後は過去の人なんてよくあるわけで(ジャンプ作品もそういうの多いですよ)、「バクマン。」はてっぺんとった後の漫画家としての下り坂の人生をちゃんと描くのかなあ。描いたらもうちょっと点をプラスします。
描かないだろうな・・・それこそジャンプだから。
それにしても最近のジャンプって「友情・努力・勝利・才能(もしくはDNA)」で、夢があるようでない気がする。
ナイスレビュー: 6 票
[投稿:2010-08-03 18:17:15] [修正:2010-08-04 11:00:04] [このレビューのURL]
6点 ITSUKIさん
DEATH NOTEの様にうんうん頭を使って読む必要は少なく、ジャンプの内情暴露をばんばんと読めるので読むのが気楽かつ面白い。
なんで自分はこの原作者のセリフは長くなりがちなのに読むのに疲れないのか不思議です。セリフが長いというのはバクマンでは気にした事がなかったです(指摘されて「そうかも・・?」と思ったレベル)
あれだけデスノで人気を博した絵柄をあっさり変えてコミカルな雰囲気を出す絵に変えてきたのも凄い。
キャラクターの顔付きが別物になってますし、コマの形や割り方もデスノと比べて奇抜(?)になってます。
そこまで長く続けられる題材の漫画ではないと思うので、今度は綺麗にまとめきってほしい。
今のところ全く飽きずに読めています。
あと、既に多くの方が描かれていますが、恋愛部分は面白いかというとそこまででもない。
どうみても不自然だし無理がありますよね。
キャラクターは個人的に皆好きですが・・
編集部からこういう漫画をつくって欲しいと依頼されて連載された漫画らしく、なので「暴露」という部分が作品の中心となって、ストーリー部分がおまけという風に見えてしまうからかもしれません。(「題材」ありきでつくられる漫画は沢山あると思いますが、この作品は特に露骨というか)
暴露部分の内容はおそらくほぼノンフィクションで描かれているため、たびたび「あ、これはこの漫画の中の世界のジャンプの話だった。そうだった」と現実と困惑してしまうほどリアル。
(連載がそんなうまくいってたまるか!という部分のリアリティではなく)
※8/3 7→6
ここ数巻のご都合展開とキャラの使い捨てっぷりが目に余るので減点。やっぱりジャンプの作品が合わなくなってきてるのかなぁ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-11-10 06:01:49] [修正:2010-08-04 01:16:38] [このレビューのURL]
7点 ややおさん
単行本で8巻まで読んだ時点での感想です。
ストーリーとしてはおおっ、っと思うようなコペルニクス的な展開があったわけではないですが、8巻まで一気に読んでしまったくらいに引き込まれる、ほどよいストーリーの展開があります。
漫画家の話ですが、主にジャンプの漫画家と編集部のやりとりを中心に描いているため、なんか裏事情を呼んでいるみたいでそれはそれで面白いです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-29 07:33:27] [修正:2010-07-29 07:33:27] [このレビューのURL]
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