エルフェンリートのレビュー
7点 カレーさん
絵が非常に残念だが、読者の想像を上回る展開をスピード感をもってみせてくれる。
以下アニメ公式サイトの監督のコメントを引用。
●「誰しも救いは、求めている。」……神戸守(監督)
コウタはどうして、ルーシーの角をカッコイイといったのだろう?
あまりにも平凡な自分と違って、他人と違う部分を持っていることに羨ましくなったのだろうか?
それともコウタも苛められていて、同じように苛められているルーシーに直感的に共感を覚えたのだろうか?
ルーシーは苛めの原因の角を褒められて、怒りと安堵も得たのではないだろうか?
そしてコウタとの思い出が唯一の救い、癒しになっているのではないだろうか?
一人の人間の中でこれらのことは複雑に絡みあっている。
平凡であることへの劣等感。
他人との違いによる劣等感。
同じ境遇の者への親近感。
そして、救い。
この作品は表面的にはお色気、ラブコメ、バイオレンスだが、本質は差別と救いであろう。
社会問題にもなっている苛め、つまり差別はこの作品の中に詰まっている。
誰しも救いは求めている。
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[投稿:2010-01-17 12:45:23] [修正:2010-01-17 12:45:23] [このレビューのURL]
7点 irohaさん
シナリオはとてもよく出来ていて個人的に好きなストーリーなのですが、初期の絵はかなりひどく、
無意味にエロい展開に持って行ったりと少し残念な部分が多いです。
ストーリーだけなら8点はつけたいです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-09-27 09:17:37] [修正:2009-09-27 10:30:31] [このレビューのURL]
7点 レトさん
『最終兵器彼女』には一歩及ばない印象でしたが、凄く引き込まれて読んだ漫画です。
先の読めない展開やディクロニウス・研究者の2面性が大きな魅力でした。
レビューを見る限り初期の画力の低さが批判の的になっているようですが、作者の未熟さは画力よりむしろ演出の方にあったと思います。
キャラに甘いご都合主義的展開、あからさまなミスリーディングが作品世界のシビアさをやや薄めてしまい、緊迫感を殺いでいたのが残念でした(こうして見ると奇手に頼らずに読者の予想の斜め上を行く冨樫義博はつくづく天才だと思います)。正直、ミスリーディングさえ無くせばもう1,2巻は短くなったと思います。
最終回の「大団円」への持って行き方もやや不自然で不満ですね。
切なくて考えさせられるラストの「セカイ系」はサイカノ以来、未だお目にかかりません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-04-26 19:00:30] [修正:2009-07-31 23:21:48] [このレビューのURL]
7点 あくもさん
絵がとても酷いのにストーリーが素晴らしい名作。
「ニュウニュウ」言ったりする女の子や
萌えを狙った画風で描かれていますが、
それがかえって作品を酷くしました。
何より、ストーリーが良く一話一話ちゃんと
筋が通った進み方で安心して読めました。
あえて巻数を伸ばすことはせず
綺麗に完結した完成された作品でした。
キャラの画風が酷いのにラストには
とても感動しました。
絵と原作で別れてたらもっと凄い名作に
なってたかもしれません
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-06-19 20:48:13] [修正:2009-06-19 20:48:13] [このレビューのURL]
7点 bugbugさん
ガチガチの萌絵なのに内容はスプラッタ
そのギャップが予想外にツボにハマります
私のような、萌え漫画とエログロ漫画を主食とするような人間にはたまりません
今まで誰もやろうとしなかった、ある種コロンブスの卵的作品
ストーリー自体は一本筋が通っていて
普通に読める代物なのですが、ちょくちょく感動エピソードが挟まれるのが嫌でしたね
別に、そのエピソード自体は嫌いじゃないんですが
萌え絵×エログロという本作の最大の売りが、かすんでしまって
普通の漫画に見えることが多々ありました
もっと明後日の方向に突き抜けてほしかったのですが、結局殻を破れず
無難な作品に落ち着いたことが残念ですが
その分、私のような特殊な趣味を持っていない方でも読みやすく仕上がっています
画力は高いとは言えませんが、素直なシンプルな線なので
いわゆる萌絵が嫌いない人でも楽しめるかと
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-01-28 22:39:23] [修正:2009-06-05 06:11:21] [このレビューのURL]
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