ゆびさきミルクティーのレビュー
5点 佐々木裕健さん
萌え漫画、ハーレムものに限りなく近い存在でありながら、決定的に違う何かが入り込んでいる。
一人の男性に複数の女性という構図は、それが純愛の体裁をとっていようがいまいが、男に都合の良い世界観であることにかわりはないし、また、腐るほどありすぎて陳腐なパターンでもある。
そんな世界観に「女装癖」と「同性愛的展開」が入り込んでいるため、「男に都合の良い世界」も「予定調和」も吹っ飛ばされ、極めて独特な変態世界を生み出している。
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[投稿:2007-06-12 20:44:35] [修正:2007-06-12 20:44:35] [このレビューのURL]
5点 paperinaさん
主人公と2人の女の子の恋愛模様を描いた作品。
「どっちかひとりを選べないほどふたりとものことを
大切に想っているんだ!」
「俺が本当に大切に想っているのは○○(状況により
あてはまる女の子の名前がかわる)」みたいな展開が延々と続き、
女の子達は傷ついていく。
どんどん泥沼になっていくのに女の子は
主人公に対して文句を言わない。
どころか「私はあなたの2番目の女でいいの」とか言い出す。
実に不可思議な展開。
ごまあぶらさんの言っておられるように
この作品の主人公は「ヒモ」の才能を持っているのかもしれない。
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[投稿:2005-08-16 16:42:37] [修正:2005-08-16 16:42:37] [このレビューのURL]
5点 ごまあぶらさん
これはすさまじい「ヒモ」漫画です。
女装関連についてもいろいろいいたいですが、それ以上に主人公由紀の女性に対する異常性が目に付きます。
相手のペースにもちこまず、向こうに一方的に好きにさせるという、すさまじい才能です。キタと思ったら、一気に引いていき、女性はそれにぼろぼろにされつつもとてつもない依存をしてきます。主人公はそれをわかって引き寄せ、引き離します。
漫画内で物品、金は動きませんが、これは間違いなく「ヒモ」としての主人公を作り上げてますよ。
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[投稿:2005-06-23 00:40:31] [修正:2005-06-23 00:40:31] [このレビューのURL]