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6.12点(レビュー数:8人)

作者石黒正数

巻数8巻 (連載中)

連載誌週刊少年チャンピオン:2009年~ / 秋田書店

更新時刻 2010-10-10 12:34:20

あらすじ 主人公の猫・フルットと彼の友人の女性、鯨井早菜が織りなすショートギャグ漫画。

備考 巻末漫画

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木曜日のフルットのレビュー

点数別:
6件~ 8件を表示/全8 件

石黒正数先生が贈る半ノラ猫のフルットと
半飼い主で「それ町」の紺先輩に良く似た鯨井先輩ののんびりギャグ漫画。
毎週チャンピオン巻末で掲載されており、
だいたい1ページ4コマ×2=8コマ漫画なスタイル

基本的にはゆる目なギャグが中心ですが
独特の石黒テイストが本作品でも発揮されており
政治や詐欺手口をネタにしたり、引き出しがとても多彩。
そうでなくても鯨井先輩や頼子など3頭身のキャラクターが見ていてかわいいので
それ町好きなら比較的満足できると思います
時たま読み返したくなるのでこうやってコミックまとめてもらうとありがたい。

鯨井風汁なし麺はたまに食べてます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-01 23:22:01] [修正:2010-11-01 23:25:44] [このレビューのURL]

6点 鋼鉄くらげさん

難解な漫画とは何か?

という問い掛けをした時に、多くの人は政治を扱った漫画だとか、医療、法律を扱った漫画だと答えるかもしれません。しかし私は、ギャグ漫画こそが、実は最も複雑で難解なジャンルの漫画ではないかと考えています。

なぜなら、ギャグ漫画の面白さを味わうためにはその国の文化や価値観、言語の持つ特質性、あるいは倫理観や道徳観、果ては宗教観までも理解していなければ、その本当の面白みを味わう事は出来ないと考えるからです。

恐らくこの漫画を、ただ単純に英語に翻訳して外国人に見せたとしても、多くの外国人はその「面白み」を理解できないのではないかと思います。しかしそれは、単に読んだ外国人の理解力が低いからではありません。それはつまり、この漫画で用いられているギャグの根底が、日本独自の文化や価値観などに由来しているためです。

要するに何が言いたいかというと、ギャグ漫画というジャンルは、その国の文化や価値観などといったその国独自の固有性をモロに反映するジャンルだという事です。それらを踏まえた上でこの漫画の感想を述べると、少年誌で連載されている割には、そこで用いられているギャグは非常にシニカルで、毒の強いタイプのギャグ漫画だと思います。一見すると何がオチなのかは少し分かりづらいのですが、よくよく反芻してみると、成程と思えるような、「それ町」とは一味違った「ギャグ」の姿が浮かび上がります。

甘くない、ビターチョコレートのようなギャグ漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-19 11:00:48] [修正:2010-10-21 16:17:26] [このレビューのURL]

8点 即身仏さん

最近のチャンピオンはどれも思い展開の話が多い中、ギャグ漫画陣はどれも軽く笑い飛ばせる作品ばかりで息抜きにはピッタリ。中でもこの漫画は話は2ページと短いながらもその殆どがオチが付いてるしどれもクスリと笑えるネタばかり。この安定感こそがこの作者の一番の強みだと思う。しかし、この漫画家さんを週刊少年チャンピオンに引っ張ってきた秋田書店には感謝しないと(笑)

ちなみに、お気に入りの内容なのは鯨井先輩が変な詐欺にだまされる「○○詐欺の手口、一部始終」とか。本当にあぁいうネタをよく思い付くものだと感心します(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-11 09:21:25] [修正:2010-10-14 23:49:29] [このレビューのURL]


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