ONE PIECEのレビュー
10点 B・Aさん
○これは僕にとってとても難しい作品です。
多くの人に評価されている作品でもあるし僕も好きなのは間違いないのだけど、マンガに詳しい人やいわゆる『ジャンプマンガ』を読めない人にとってはまったく受け入れられない作品だからです。
だからこそ、ちゃんとどこがいいのかを的確に言う必要があるのに、なかなかちゃんと捉えることが出来ないもどかしさがずっとあるのです。それは好きなもの同士が言い合える関係ではなくて、否定する人に対して納得出来る批評をしなければならないから。
そういうのが一番苦手なんですが。
それでもちょっとは自分の中で整理くらいはしないと、って感じで始まります。
○この作品連載最初の回を僕は見ていて、『あ、これはすげぇヒットするんだろうな』って思ったんです。それは僕が先見性があるとか、そういうのではなくただ『そりゃそうだろ』みたいな当たり前のような感じがあったんですけど。
○なぜならこのマンガには僕らが胸に思っていた『冒険マンガ』がそこにあったからです。
もちろん『悪魔の実』のアイデアも、海賊という設定もいいのですが、何より「この先何かとんでもない事が待ち受けている」感じがすごいしたんですね。
それは読者との約束のようなものであって「この先には無限の冒険が待っている」と言われたら、やっぱり期待しちゃうんですよね。
少年漫画は基本みんなそのようなつくりだと思うんですけど『本気』でそれをやろうとしているのは、今までもワンピースにしか感じませんでした。
(ナルトも好きですが、そういう感じではありませんでした)
○作者はそういう『ちゃんと言葉にはならないけども僕達が求めているもの』を描くことがすごいのであって、それこそがその他凡百のマンガと比べても突出していると思うんです。
○あと小さいことですが、最初に上限というか世界の頂点を設定したことは結構革命なんじゃないかと思っています。
『世界政府』『王下七武海』『四皇』など、最初にこいつらが一番強いんだと表明することによって、よく言われるパワーインフレについても一応なりとも説明が付き、それは『北斗の拳』『ドラゴンボール』そして『幽々白書』などで散々げんなりしてきた僕らへの回答なのではないかと思ったりするわけです。
つまり、はじめに上限を設定しておくことで強さの上限を上乗せしていくのではなく、その階調を増やしていくことが可能になったのです。
それはその後『ハンターハンター』の旅団の存在のように、新しいトレンドとして引き継がれていくわけですが、『能力者の戦い』がかって荒木飛呂彦が発明してきたように、この『上限を決める』っていうのは小さいことですが、僕にとっては結構衝撃だったんですね。
○前にラジオで尾田栄一郎さんが出ていらして、古い映画にものすごい詳しいことを知り驚いた記憶があります。
中でも仁侠映画については事のほか造詣が深いらしく、なるほど考えてみれば作中に出ている『男気』やら『討ち入り』のような場面はそういう所からきているのかもしれず、
さらにもっと考えれば、少年漫画というものは結構任侠映画を構成している要素と似通っているのかもしれないなと思うようになりました。
だからこそ、そこを受けつけない人には全然ダメなんじゃないか、と。
○別に僕がどうのこうの言わなくても、日本のマンガ史に残る作品ですし、そもそも初版が300万部なんていう訳のわからないカイブツマンガですから、やっぱり多くの人の心を打つ作品なんだと思います。
僕もなんだかんだで、やっぱり好きですし。
○ただ、ひとつだけ受け入れられない、というか個人的にナンクセつけたいのは、刀での斬撃。
それが刀の刃以上に切れたりしたらもう意味無いというか、じゃあ名刀である必要ないんじゃない?って思っちゃうのはただの意地悪なんでしょうか。
こまけーー!!と、我ながら思いますが。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-06 03:00:27] [修正:2010-04-06 03:05:13] [このレビューのURL]
10点 アイクスさん
ボク的にこの作品は、とても印象的でした。
集め始めたのは去年の6月頃でしたが、次がどんどん読みたくなる作品で1カ月ほどで54巻まで集めてしまいました。
物語も読んでいくうちに、「ここがこうつながるんだ」と解決していくところがとてもよかった。
バトルシーンも迫力がありとても衝撃的です
何度読みなおしても飽きずにどんどん読ませていく作品です。
これは読んで損はしないと思います。
ボクは読んでいてとてもおもしろかったです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-27 23:37:46] [修正:2010-02-27 23:40:12] [このレビューのURL]
7点 airmanさん
ちょっと長く続きすぎた感がありますね。しかし、ギャグ、バトル、感動・・・様々な要素がこの作品の中にあります。
つい時間を忘れて読んでしまう、名作だと思います。
ただ、ちょっと無駄なくだりが多すぎる・・・それがこんな長期連載に繋がっているので-3くらいで。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-27 15:19:11] [修正:2009-12-27 15:19:11] [このレビューのURL]
7点 ころすけさん
この漫画は初期の頃から世界全体の大枠の設定(ロジャー、世界政府、七武海など)を決めていたので、バトル漫画にありがちな主人公が強くなるにつれてより強い敵がどんどん現れるというダレる展開にならず、スケール感を保てていると思います。これだけ長期間連載しても整合性を失わずに話が進んでいるのはさすがです。
しかし、普段のあのハイテンションな感じはあまり好きではないのでちょっと減点。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-03 13:37:06] [修正:2009-12-03 13:37:06] [このレビューのURL]
2点 Odinさん
海外での反応を見ても、日本を代表する漫画ではあると思います。
ですが、個人的に合いませんでした。友人に借りて読んでみましたが、途中で疲れてしまい、それ以上読む気にはなりませんでした。
ギャグも大して笑えませんでしたし、「感動するから!」と言われても別に…という感じでした。
私のようにあまり長編漫画が好きでない人には面白さは理解できないと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-11-27 20:27:52] [修正:2009-11-27 20:27:52] [このレビューのURL]
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