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8.22点(レビュー数:9人)

作者能田達規

巻数13巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:2001年~ / 秋田書店

更新時刻 2009-11-25 06:31:02

あらすじ スペイン帰りの少年ストライカー・ムサシの加入から始まる、弱小クラブ・南予オレンジFC奇跡の復活劇!!

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ORANGEのレビュー

点数別:
6件~ 9件を表示/全9 件

7点 jdf54jさん

クラブ経営やサポーターを絡めたリアルな側面を描写してますが
かなり噛み砕いてわかりやすく描いているので、低学年層でも
その面白さが理解できるのではないでしょうか。
必殺シュートは撃ちませんが、絵柄や設定が少年漫画的なので
そこを受け入れられるかどうかで楽しめるかが変わってきます。
(赤貧クラブオーナー兼貧乏スポンサー会社の社長である女子高生、
寮が無いのでその女子高生宅に選手が寝泊りする、ベタな悪役等、
また貧乏ネタ多し)
絵柄のせいかほのぼのした雰囲気の漫画ですが
けなげに奮闘する女子高生オーナーがマスコミや市民団体にバッシング
されたりと見ていてキツい場面も多く、子供でもわかる成人向け
の内容になっていると思います。

ドン底から1部リーグ昇格するまでの1年を描いた、
サクセスストーリーというより死地から生を掴むためにもがく
人間ドラマ。どのキャラのセリフも嫌味が無くて
気持ちよく読めました。無駄に引き伸ばさず13巻でスッパリ
話を締めています。個人的には基本的な設定は変わらない
ジャイアントキリングよりこちらをオススメします。

最終戦の前2戦が熱い!初めてサッカー漫画で涙目になりました。
この漫画の知名度もっとあがって欲しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-07 13:29:02] [修正:2011-01-17 01:29:48] [このレビューのURL]

6点 とろっちさん

高得点も頷ける、良質のサッカー漫画。
ただ、前半と後半とでは対象年齢が違うのかな、という印象も。

それほど前半部分は荒唐無稽に思えました。
現実と比較しても仕方がないですが、移籍の仕組み、クラブ運営、プロサッカーチームとしての活動、
実際にはあり得ないことだらけで、すべてに全くリアリティが感じられませんでした。

逆に後半部分はかなり楽しめました。
昇格争いが白熱する中、追う者の強みとしてイケイケムードで話が展開し、
サポーターの熱い応援に巻き込まれるがごとくの勢いで読んでしまいました。

勝手な推測ですが、作者は途中でかなり取材・勉強したのではないでしょうか。
試合についての描写、試合以外についての描写も、かなり詳しくなっていくのがわかります。
代表召集問題も、確かに日程の重なる可能性があるJ2ならば起こる可能性もあるかもしれません。

テーマだけを考えてみると、少年誌よりも青年誌向きかな、とも思えたのですが、
実際に「オーレ!」で同じテーマを扱っているので、描き足りない部分があったのかも。
少年漫画と言えば、プロのリーグを舞台にムサシが点を獲りすぎのような気もしますが、
これはもう「漫画ってそういうものだから」で読むしかないのかもしれません。

皆さま高得点の中恐縮ですが、全体を通しての評価です…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-04 21:19:26] [修正:2010-10-04 21:19:26] [このレビューのURL]

9点 ツツさん

「おまピー」好きの身からすると、サッカー漫画でここまでの物を描かれてしまうと微妙に複雑。
事実、最近はサッカー漫画ばかり描いているしね。
そういうのを抜きにすれば文句無しに面白いんだが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-26 21:56:17] [修正:2007-06-26 21:56:17] [このレビューのURL]

10点 鹿太郎さん

個人的にはサッカー漫画のベスト。
能田先生はもともと『ピース電器店』等でも分かるように藤子ライク・児童漫画的な画風なので必ずしもサッカー、というかスポーツ物向きの画風とは言えません。
そのため絵的には好みが分かれるのかな。
しかし、そんなことはどうでも良いと思わせるほどの魅力がこの作品にはあります。

とかくサッカー漫画といえば部活物が主流の中、Jリーグをモデルとしてプロサッカークラブを扱った作品自体が希少だと思うんですが、この作品ではけが人や代表召集・サブ組の葛藤など弱小クラブにおける雑多な障害についてリアリティを失わずに描写されています。
試合のシーンにおいてもマンガチックなスーパーシュートや人間離れしたハイジャンプなどは無く、現実で起こりうるプレイの中でエンターテインメントを表現できているのは素晴らしい。

主人公のチームはスタート時は弱小である上に、中盤以降強くなってきたかなと思うと前述したトラブルが重ね重ね起こり、なかなか上手くいきません。
そんなストレスがたまる展開もあいまって、ゴールシーンや勝利したシーンでのカタルシスは最高の一言。
画面の端々に細かく描かれる観客の一員になった気分で一喜一憂出来ます。

Jリーグ好き、いやサッカー好きな人には特にお勧めの傑作です。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2006-03-11 02:00:51] [修正:2006-03-11 02:00:51] [このレビューのURL]


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