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8.22点(レビュー数:9人)

作者能田達規

巻数13巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:2001年~ / 秋田書店

更新時刻 2009-11-25 06:31:02

あらすじ スペイン帰りの少年ストライカー・ムサシの加入から始まる、弱小クラブ・南予オレンジFC奇跡の復活劇!!

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ORANGEのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全9 件

9点 klkltさん

[ネタバレあり]

素晴らしいの一言。
あの当時の空気感で読めば‥読めれば10点間違いない。
久しぶりに引っ張り出して読んだけど泣けるな。
細かいルールや制度など変更があるから。
フロントの‥というけど当時もJ2やJFLなどでかなりいい加減というか曖昧なこと多くてあり得なくもないなとは思う。
だだ女子高生経営者は時代が早すぎた笑

J2クラスであの歳くらいであの得点力は現実的にも現れてるからなぁ‥

ムサシが下見で帰国して前オーナーが亡くなってるの知って‥でも美果の姿を見て‥って件‥
泣けるな。
「助かった」って葛藤がね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-02-11 15:49:40] [修正:2019-02-11 15:49:40] [このレビューのURL]

9点 森エンテスさん

クラブ消滅の危機に瀕したF2(J2とほぼ同意)の貧乏クラブがクラブ存続を掛けてF1昇格を目指して、様々な困難に立ち向かい、ひたすら頑張る1年間を描いた名作サッカーマンガ。

悪い人が1人もいない名作。
漫画の良いトコってこういうモンだよなと再認識。

絵柄はおまPで保証済みの安定感です。

わけあって四国在住になった為、横浜、大阪といった大都市に住んでいた自分にも作中の南予地方の状況が理解できて更に作品の良さがわかりました。

そんなわけで、1点の上方修正をします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-10 12:46:23] [修正:2014-01-27 19:37:11] [このレビューのURL]

7点 booさん

サッカー漫画の隠れた名作といわれる作品。
スペイン帰りの天才ストライカーを中心にJ1(作中ではF1)への昇格に熱く燃える南予オレンジ の躍進を描く。

J2のクラブを舞台として貧乏クラブの経営問題、弱小クラブへの地方自治体のお荷物としての批判、代表への召集、サポーター問題などかなりマニアックな題材を取り上げている辺りがかなり先進的です。数多あるサッカー漫画とは目の付け所が違っていてかなり興味深い。
そういう二次的な要素が楽しめるのも、やはり熱くなれる試合があってこそ。最初の方の期待されてなかった仲間がどんどん覚醒していく展開なんて王道ですが鳥肌ものでした。下柳なんてあのフラミンゴがめちゃくちゃかっこよく思えましたから笑。最後の昇格をかけた2試合は言うに及ばず。さくさく進むのもいいですね。最後の方には戦力外通告や移籍を示唆する場面もあり、勝負の世界の厳しさというのも感じられる作品でもありました。

欠点としては導入部とフロントのリアリティのなさ、そして何といっても画力です。
導入部のあまりに漫画的な感じはその後と比べてかなり違和感がありました。そして結局最後まで違和感ありありのフロント。社長、スカウト、広報、マネージャーなど絶対こなせない内容を高校生の女の子がほぼ1人でやるのはいくら貧乏といってもちょっとね…。ここは作者も反省があったのか後にオーレ!で詳しく描いてはいるようですが。
絵は正直きつかった。意外なことにここのレビュー見てるとあまり気になってる方はいないようですね。個人的には、話に深く没頭している時に絵のせいで現実に引き戻されることがけっこうありました。特に序盤の効果線なんてひどかった。下手というかアクション向きではないというか。当たり前のことですが、やはり漫画は絵と話の両輪そろってこそだなというのを強く感じます。

ジャイキリとよく比べられるのは似たような題材を扱っているからでしょうね。どちらにもそれぞれの良さはあると思いますよ。サポーター問題一つ見ても明らかですが、ORANGEがテーマを分かりやすくすっきりと描いているのに対して、ジャイキリはより肉付けしてやることでドラマ的なおもしろさをも楽しませてくれます。
何を求めるかは人それぞれでしょうが、良質なのは間違いないんだからどっちも読めばいいじゃない!別に片方がもう片方の下位互換とかではなくて一長一短あるのでどちらも楽しめればベターです。

主に絵が原因で話に乗り切れなかったので7点。絵と相性がよければもっとはまれるのにというこの残念さは話が非常に良かったからなのでしょう。しかし高得点も納得の傑作ということは間違いない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-23 15:36:39] [修正:2011-08-24 22:25:41] [このレビューのURL]

7点 jdf54jさん

クラブ経営やサポーターを絡めたリアルな側面を描写してますが
かなり噛み砕いてわかりやすく描いているので、低学年層でも
その面白さが理解できるのではないでしょうか。
必殺シュートは撃ちませんが、絵柄や設定が少年漫画的なので
そこを受け入れられるかどうかで楽しめるかが変わってきます。
(赤貧クラブオーナー兼貧乏スポンサー会社の社長である女子高生、
寮が無いのでその女子高生宅に選手が寝泊りする、ベタな悪役等、
また貧乏ネタ多し)
絵柄のせいかほのぼのした雰囲気の漫画ですが
けなげに奮闘する女子高生オーナーがマスコミや市民団体にバッシング
されたりと見ていてキツい場面も多く、子供でもわかる成人向け
の内容になっていると思います。

ドン底から1部リーグ昇格するまでの1年を描いた、
サクセスストーリーというより死地から生を掴むためにもがく
人間ドラマ。どのキャラのセリフも嫌味が無くて
気持ちよく読めました。無駄に引き伸ばさず13巻でスッパリ
話を締めています。個人的には基本的な設定は変わらない
ジャイアントキリングよりこちらをオススメします。

最終戦の前2戦が熱い!初めてサッカー漫画で涙目になりました。
この漫画の知名度もっとあがって欲しいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-07 13:29:02] [修正:2011-01-17 01:29:48] [このレビューのURL]

6点 とろっちさん

高得点も頷ける、良質のサッカー漫画。
ただ、前半と後半とでは対象年齢が違うのかな、という印象も。

それほど前半部分は荒唐無稽に思えました。
現実と比較しても仕方がないですが、移籍の仕組み、クラブ運営、プロサッカーチームとしての活動、
実際にはあり得ないことだらけで、すべてに全くリアリティが感じられませんでした。

逆に後半部分はかなり楽しめました。
昇格争いが白熱する中、追う者の強みとしてイケイケムードで話が展開し、
サポーターの熱い応援に巻き込まれるがごとくの勢いで読んでしまいました。

勝手な推測ですが、作者は途中でかなり取材・勉強したのではないでしょうか。
試合についての描写、試合以外についての描写も、かなり詳しくなっていくのがわかります。
代表召集問題も、確かに日程の重なる可能性があるJ2ならば起こる可能性もあるかもしれません。

テーマだけを考えてみると、少年誌よりも青年誌向きかな、とも思えたのですが、
実際に「オーレ!」で同じテーマを扱っているので、描き足りない部分があったのかも。
少年漫画と言えば、プロのリーグを舞台にムサシが点を獲りすぎのような気もしますが、
これはもう「漫画ってそういうものだから」で読むしかないのかもしれません。

皆さま高得点の中恐縮ですが、全体を通しての評価です…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-04 21:19:26] [修正:2010-10-04 21:19:26] [このレビューのURL]

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