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5.85点(レビュー数:7人)

作者出水ぽすか

原作白井カイウ

巻数20巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:2016年~ / 集英社

更新時刻 2016-12-04 00:17:35

あらすじ 母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは...!?

備考

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この漫画のレビュー

4点 鋼鉄くらげさん

あくまで2巻までの暫定的な評価ですが、個人的に今のジャンプで一番面白いと思っている作品です。

詳しい内容は何を書いてもネタバレになってしまうので言うことはできませんが、兎にも角にもプロットが素晴らしいです。媒体は書籍であり「漫画」を読んでいるはずなのに、あたかも優れた「小説」を読んでいるかのような、そんな不思議な錯覚に陥るほどストーリー展開が見事であり、流暢です。

「最近の漫画はつまらない」

そう思っている人たちにもぜひ読んでほしい、今注目の一作です。

最後に、多分この手のタイプの作品は、最初から最後まで話の流れがキッチリ決まっているはずなので、出来ればこのまま無駄な引き延ばしを一切することなく、真っすぐに物語を進めていって欲しいと思います。「巻数が長い」イコール「面白い作品」ではないと思うので。

<2021年4月 追記> ※ネタバレ無し

一言でいうと「悪い方の予感が当たってしまった作品」。

この作品に起きたことを自分の印象で表現すると、例えば上下巻で刊行予定の物語があったとして、まず先に上巻を出したところ、それが思いのほか大ヒットをして、急遽話をかさ増しすることになり、本来次に出すはずだった下巻ではなく、中1巻、中2巻、中3巻と、本来出す予定の無かった3巻分を出して、ようやく下巻を出して全5巻で物語が完結した、とそんなようなことが起きたんじゃないかと思っています。

ただ、そういった手法はバトル漫画とかギャグ漫画とか、そういう、後からいくらでも設定の修正が利きそうなジャンルの話だからこそできることで、この作品のように、ガッチガチのサスペンスアドベンチャーでそんなことをしても即座に物語が破綻するのは誰がどう見ても明らかなのに、敢えてその手法を取った判断には正直心底がっかりしてしまいました。

話のオチも後味が悪くて、そこまで来たらハッピーエンドにしてほしかったのに、どうして中途半端なトゲを残したまま物語を締めてしまったのか納得がいきませんでした。

振り返って、この作品を薦められるのは、5巻までです。そこから先はあまりお薦めできません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-02-11 22:14:19] [修正:2021-04-10 21:42:34]

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