ホーム > 少年漫画 > 週刊少年チャンピオン > ドカベン スーパースターズ編

2.66点(レビュー数:3人)

作者水島新司

巻数45巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:2004年~ / 秋田書店

更新時刻 2012-07-23 01:06:32

あらすじ 2004年プロ野球新時代突入!! 熱パに新2球団新設!! 東京スーパースターズと四国アイアンドッグッスに水島キャラ大集結で、夢開幕!!

備考 「ドカベン プロ野球編」第2部。第3部「ドカベン ドリームトーナメント編」に続く。

シェア
Check

この漫画のレビュー

1点 臼井健士さん

「老醜」・・・・という言葉がありますが、老いて醜さを曝け出しているのが正に水島新司先生に他ならないでしょう。

これは商業雑誌に掲載されるべき漫画ではなく、単に作者が1人で楽しむために描いている「都合のいい同人漫画」でしかありません。

「ドカベン」「あぶさん」等の野球漫画を描いたおかげで、現実の野球界にですらおそらくは漫画界では1番影響を与える発言が出来るようになったと思われる水島先生ですが・・・、もはや「現実」と自身の描いている「虚構」の世界がゴッチャになっていますね。
このシリーズはそもそも現実世界で起こったプロ野球界の「球団削減」「一リーグ制の実施」といった問題に端を発し、それに対する「先生流のひとつの回答」であり、また先生流に球界やファンに対して投げ掛けた「警鐘」・・・・のつもりだったのでしょうね。少なくとも御本人だけは。

でも読者の側から見てると、作者自身が現実には叶えることの出来ない「野球界の発展(それも先生的に謂わせれば、おそらくは「大」が10個くらいは付いてくる位の、である。)」や「野球界の隆盛(これも前述に同じ。)」を「自分の漫画で描いて憂さ晴らしをしている」ようにしか見えません。自分1人だけで「溜飲を下げている」んですね。先生がそんなことをしているうちにも現実では「プロ野球離れ」はまるで「病魔が身体を蝕んでいくように」刻一刻と進展していっているのにです。

一体、このシリーズはどうやって「終了の花道」を飾るのでしょうか?先生の野球界に対する情熱は最早、完全に「上滑り」しているというのに。先生自身ですらもこの「無限地獄」から逃れるには自らの執筆中における「戦死」以外にはないような状況になってきていることを感じていらっしゃるはずだ。

先生の他にも漫画界に数人いらっしゃいますよね・・・。自ら同じ境遇に嵌り込んでしまっている方が。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-18 23:51:55] [修正:2010-06-18 23:51:55]

ドカベン スーパースターズ編と同じ作者の漫画

水島新司の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年チャンピオンの情報をもっと見る