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5.5点(レビュー数:42人)

作者板垣恵介

巻数31巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:1999年~ / 秋田書店

更新時刻 2009-12-18 20:56:52

あらすじ 「グラップラー刃牙」の続編。

地下闘技場最大トーナメント終了後、世界中の死刑囚たちがトーナメント優勝者:範馬刃牙のいる東京に集まろうとしているという異常事態が発生していた…。

備考 2005年から第3部にして最終章の「範馬刃牙:The Son of Ogre」が連載開始した。

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この漫画のレビュー

5点 シンザンさん

[ネタバレあり]

ギャグ漫画・・・?
と言いたくなるくらい滅茶苦茶な展開。グラップラー刃牙の頃のような現実と非現実のバランスのとれた格闘漫画ではなくなっています。

最凶死刑囚から放たれる圧倒的な期待感はただの期待感のまま終わり、いつの間にか存在すら無かったことにされます。
大雷台賽編でトーナメント復活、範馬勇次郎とオリバ、郭海皇参戦という事で読者を期待させたのもつかの間、中国拳法ネタもいまいちな上に途中から団体戦に切り替わり、主人公が一度も強者と戦うこと無く解散。
そして強いのかどうかよく分からないボクサーと、同じく強いのかどうかよく分からない影の薄い主人公・範馬刃牙が戦い、勝利する事で作中最強の父勇次郎と同じ舞台に立ったことになって終わる。

ひとつ気になった点が、主人公の成長よりも、主人公の最大の目標である勇次郎の神格化の方に勢いがあって、主人公が勇次郎が勝てるビジョンが全く浮かばない事。普通の漫画とは逆の流れでどうやって整合性を持った勝ち方ができるのか?これが新シリーズの大きな課題でしょうし、シリーズ全体、特にこの「バキ」以降の最終的な評価に繋がるかと思います。

単行本一冊当たり5分程度で読め、一気に読むと結構面白いが、無駄な展開が多すぎる印象でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-05 02:07:17] [修正:2008-07-05 05:50:56]

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