ホーム > 少年漫画 > 週刊少年サンデー > うっちゃれ五所瓦

7.87点(レビュー数:8人)

作者なかいま強

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1988年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:37:45

あらすじ 武蔵山高校の相撲部はかつて、インターハイ4年連続優勝を飾り、個人戦でも1〜3位を独占する名門でした。ところが年々部員数が減り、今や部員は3年生の五所瓦たった一人。インターハイ予選が近づいたころ、五所瓦は団体戦出場のため、助っ人選手をかき集めようと必死で各部を回るのです。心から相撲を愛する五所瓦。そんな彼のもとに集まってきたのは…!?

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この漫画のレビュー

8点 朔太さん

上質の典型的少年誌王道漫画と言えます。
相撲がしたい五所瓦の周りに、決してエリートとは
呼べない仲間たちが集まって、非力ながらも知力や努力、
呼び込む運で、大会を勝ち上がっていきます。

言葉は少ないけれど、不足を自身の努力だけで補っていく
五所瓦の姿勢は、男として、やはり美しいの一言です。
仲間も彼の誠実さ、ひた向きさに共感して協力している
ことがよく伝わってきます。

一方で、タイトルは「泣くな、五所瓦」としたいくらい、
無償の友情に涙する主人公の印象が強いです。
さらには、真面目堅物の主人公に対して、上手く笑いを
とる脇役も配して、程良いバランスが感じられます。

時代的には、本作品以前のちばてつや作品「おれは鉄平」
や水島慎二「ドカベン」の影響が感じられますが、多くの
人が安心して共感できる王道漫画は、誰でもよいですから
引き継いでいってほしいですね。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-09-13 05:18:03] [修正:2016-09-13 05:18:03]

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