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7.75点(レビュー数:44人)

作者河合克敏

巻数30巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1989年~ / 小学館

更新時刻 2011-04-04 21:51:42

あらすじ 中学時代はライバルだった柔道少年・粉川巧、杉清修、斉藤浩司、三溝幸宏、宮崎茂。この5人が浜校に集結した。なんと全員が黒帯所持者。さっそく柔道部を結成し、高校生活がスタートするが…!?

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帯をギュッとね!のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全44 件

9点 朔太さん

少年誌向けとしての王道中の王道漫画でしょう。
高校1年生のたった5人の仲間が柔道部を設立するところから始まり、強くなりたい、勝ちたい一心で精進に励み、やがて友情に支えられる仲間とともに成長し、勝利を勝ち取っていきます。

あの名作「スラムダンク」とはバスケットと柔道の違いはあっても同じ経過をたどりながら、やはり長編作品となる類似性があります。
前者との決定的な違いは、前者がバスケットをしていなければ道を踏み外しそうな不良系の主人公であるのに対して、帯ギュはあくまでも仲間を大切に楽しみながら強くなりたいという軟派系主人公です。
その一例として、最初から最終話までキチンとしたマネジャーの彼女がいます。スポーツ漫画では珍しいことです。

この辺りは、タッチなどに代表される軟派らしい少年サンデーの伝統的な持ち味を醸し出しています。
一方で、こんな背景でどんどん強くなり、たった2年でたった7人の部員で日本一になれるものか?との違和感も生まれがちですが。

また、仲間やライバルたちが個性豊かな配役が散りばめられています。
こんな仲間が誰もが欲しいと思うようなナイスガイと女子たちです。
一部のお気に入りを以下に羅列します。

海老名桜子・・・可愛さ満載ながら、お笑い担当です。最初はマネジャーでしたが2年生になって選手になります。読者人気投票では2回連続で1位だったはず。最後までナイトは現れませんでしたが、秘かに思いを寄せる男子がいたことが最終話辺りで明かされます。彼女の存在が本作品の面白さを倍増させているでしょう。

粉川巧・・・主人公。体力的には一般人の雰囲気だが、勝負処の戦いには滅法強く、日本一の柔道家へ。強さに対する納得感はちょっと不足します。やや凡庸な主人公で、面白みも少ないですが、少年の正しい目指すべき姿勢でしょうか。

斉藤浩司・・・仲間の中で最も柔道センスに恵まれつつも、いばらの道を志向する。仲間とカラオケ中に「こんなに楽しんでよいのか?ライバルたちはもっと厳しい時間を送っている。」と帰ってしまうエピソードも。兄弟が多く家庭環境はやや不遇な感じながら、最も努力する男。別所愛子と相思相愛に至る過程は微笑ましい。個人的に好きなキャラでした。

杉清修・・・5人の中で一番弱く、主将と気づかれていないが実は主将。髪がないのが特徴で、楽しく柔道をしたかったはずだが、皆に引っ張られて最後まで来た感じです。高校柔道を卒業した時点で、東大を目指した。斉藤の次に好きです。

来留間麻理・・・部員が1名の女子柔道部なのに、日本一、国際強化選手にまで男子よりいち早く上り詰める。天才ぶりが上手く描けており、納得感はある。

他に、宮崎茂、三溝幸宏、龍子先生などもヨロシイ。

少年たちの正しい青春のおくり方を示す教本かもしれませんね。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2017-09-03 21:09:02] [修正:2017-09-03 21:09:02] [このレビューのURL]

スポーツ漫画の中では「スラムダンク」の次に好きです。

柔道ならではの駆け引きは見応えがあり、
練習風景や練習していた技が試合で活かされていたりとか、試合までの過程が丁寧です。

古い作品で時事ネタは分からないことが多いですが、
部員たちの日常やギャグシーンは声出して笑えます。

人物たちのこれとしたバックボーンや過去とかには触れないですが、魅力に溢れています。
ヒロインには皆無でした。全然エビちゃんの方が可愛いかったです。

終始爽やかで、ラストも心地いい余韻が残りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-28 15:07:53] [修正:2016-04-17 18:20:55] [このレビューのURL]

5点 asd5さん

面白い。けどそこまで熱くなれない。
キャラが立ってる。けどそこまで熱くなれない。
少年誌だからか? 作者の個性か? 面白いけど名作までいけない惜しい漫画。
ただ海老塚桜子ちゃんの魅力はガチです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-31 16:24:34] [修正:2014-12-31 16:24:34] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

時事の古さを考慮しても今なお読むに値する柔道漫画ではないかと。堅くなりがちな柔道を題材にライトな要素を取り入れて副題にある「ニューウェーブ」を実現した内容だと思います。当時だったらもっと軽く感じただろうなってほどの部活での爽やかさは今なお独自のものだと思います。主人公がこの手の漫画で珍しい彼女持ちですし、他キャラについて恋愛ネタも結構あります(古き良き時代らしくピュアそのものですが)。キャラもそれぞれ灰汁がある人間がいないのには、多少物足りなさがありますが立っていました。ギャグに古さを感じないと言えば嘘になるところもありますが、それでも笑えるのもありましたし、良い息抜きになりました(特に別所さんのお守りネタが爆笑でした)。

さらに特筆すべきところは、作者が柔道に造形が深いので本格的で分かりやすい解説、見やすい描写、多彩な技(かといってこれは非現実過ぎるというのは排除されている)、一試合ごとに時間をかけないでテンポが良い、質を求める練習内容や猛特訓している光景も頻繁にある(軽さを取り入れるとこいつらいつ練習しているのか的なスポーツ漫画もたくさんあるので)など柔道漫画として本格派の要素もしっかり感じました。全30巻あるのに引き伸ばし感がなく綺麗に完結しています。

少し迫力に欠いてしまう絵柄、キャラ描き分けの少なさ、こんなに上手く行くかよって部分(それで対戦結果が読めやすくなるところがある)はありますが、それでも総合的に名作漫画と呼べるレベルは揺るがないと思います。日本柔道界の斜陽においてもまだまだ健在だった時代なのに予言しており、それも今読んでみて作者の見識が素晴らしいと感じた箇所です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-03 03:17:07] [修正:2014-12-03 03:24:19] [このレビューのURL]

8点 polojoさん

[ネタバレあり]

80年代には熱血スポ根漫画からの脱却を試み、さわやかでハンサムな少年たちが主人公になるスポーツ漫画が主流になりました。

その漫画の一角を握る名作です。

「高校柔道部」という劇画との相性ばっちりだと思われていた舞台をあえて、ポップなタッチで仕上げています。

仲間を情熱と友情を持って、集めるなんてことはせず、「中学でも柔道をやっていたから高校でも柔道するかー」ぐらいの勢いであっさりと仲間は集まります。

そして主人公はかなり序盤から彼女持ちで、もう一人の主人公に想いを寄せるヒロインもギャグとロマンスに活躍します。あっさりしているので、この2人が主人公を取り合うなんて昼ドラ的なことはしません。

つまりこの漫画は試合外のドラマをかなり省いています。この作品がヒットした所以は、単純に試合の面白さ、柔道という武道の面白さを研ぎ澄ませた
所にあると思います。(しかもスーパー必殺技はなし)

試合の勝敗もなかなかシビアで、予想できないような展開などもかなり多いです。作者が柔道経験者であることが大いに活かされています。

そのテンポの良さ、軽さというメリットの分、読んで心に残る作品かと言われれば微妙ですし、『カリスマ性』を持った作品ではないかと思いますが、読んでいる間はとても楽しい時間を過ごせますし、男性、女性問わず読むことができますので、かなりおすすめだと思います。






ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-05-13 19:32:30] [修正:2013-05-13 19:32:30] [このレビューのURL]

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