あらすじ 雁作専門の画廊「ギャラリ-フェイク」のオーナー、藤田玲司のもとに、衆議院議員の梶がモネの「つみわら」の真作を売ってほしいと商談を持ちかけた。フジタが贋作だけではなく、裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていることを知ってのことだった。その商談の様子を、S美術館の学芸員である酒井が見ていた。酒井はフジタに、芸術のなんたるかをわかっていない梶には「つみわら」を売ってほしくはないと懇願するが・・・。
備考 第41回小学館漫画賞受賞作品。2003年にWEBアニメ化、2005年にはレビ東京系列にてテレビアニメ化された。33巻は2016年に11年ぶりの刊行。
この漫画のレビュー
8点 s-fateさん
巻数が一桁台のときは10点です。まったくといっていいほど書画骨董の類いに興味を持たない私に多少なりとも興味を抱かせたという点で人生に影響を与えたといえます。何度も読み返しました。前半のほうが主人公の藤田がギラついていてキャラも立っています。
後半になると、話と絵にムラが出てきて、大人の事情を感じさせるようになりました。また、個人的にわかるジャンルのものが出てくる話が出てくるようになると、案外ベタなものを引き合いに出してくるので、情報の幅は広いがそれほど深くはないんだな、と思うようになりました。その辺が−2点。
ゆっくりペースで再開されて少し経ちましたが、最初は藤田が脇役の嫌なキャラみたいになっていて老いたな…と思いましたが段々老いたなりの面白さが出て来ました。今後に期待。
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[投稿:2010-02-20 09:23:57] [修正:2023-06-24 09:21:45]