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7.64点(レビュー数:48人)

作者つの丸

巻数16巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1994年~ / 集英社

更新時刻 2012-05-15 20:17:47

あらすじ 借金だらけの牧場にうまれた突然変異の白い馬、ミドリマキバオーは犬なみの体に爆発的な力を秘めていた!ネズミのチュウ兵衛親分の助けを得て、競馬界に旋風を巻き起こす!

備考 続編に『たいようのマキバオー』がある。
1996年から1997年にかけてフジテレビ系列にてテレビアニメ化された。

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この漫画のレビュー

8点 即身仏さん

物語初め’(カスケードとの最初の対決)から有馬記念までは本当に「燃える」展開だった。

主人公である「うんこたれ蔵」ことミドリマキバオーがサラブレッドとしては余りにもちんちくりんな馬体で鞍上の山本菅助だけでなくマキバオーの頭の上にはネズミのチュウ兵衛親分と、下手したらサラブレッドを冒涜しているとも言えかねない見せ方ですが、ライバルであるカスケード達との死闘やチュウ兵衛親分の死別等の前には、そんな事は些細な事だと思える位に命を削りあって闘っている言える描写と説得力があった。前半のピークは正に4歳(現3歳)での有馬記念でした。

ただ、その後のドバイ遠征のお話がちょっと良くなかった。例えば、最強馬鹿のベアナックルのダートの中を潜って潜水艦さながらの勝ちっぷりだとか例はいくつかありますが、余りにも荒唐無稽の範囲を超えてしまったから。そこまでやってしまうと、ただでさえ危ういのにやり過ぎによって一気に白けてしまうからです。それでも、単行本最後のエルサレムらとの死闘や予後不良(サラブレッドにとっては助からないと同義語)級の骨折から再起し、大舞台でマキバオーの異父弟に当たるブリッツを追い詰める程の走りを見せた輝きは本物で、パッと見は異形ながらも実の所は競馬の「熱い」部分を見事に体現した競馬漫画の傑作なのは疑い様が無いと思っています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-02 21:14:59] [修正:2010-11-10 19:17:01]

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