ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングマガジン > 賭博破戒録カイジ

7.4点(レビュー数:49人)

作者福本伸行

巻数13巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:2000年~ / 講談社

更新時刻 2012-08-21 12:47:56

あらすじ 前作「賭博黙示録カイジ」の続編。
前作で多額の借金を抱え込み、強制労働所に送られた主人公・カイジ。地獄のような生活から脱却すべく、賭博に挑む!

備考 続編は「賭博堕天録カイジ」

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この漫画のレビュー

9点 朔太さん

本作品の最大の魅力は、手品のようなイカサマのからくりを解明すること、
ならびにそのイカサマを逆手にとって賭博そのものを攻略してしまう逆転劇です。
要するに、カジノを含む賭博は、受け手が絶対負けない仕掛けが必ず存在
しているってことなんですよ。

福本作品では、賭博のイカサマを見破ることを出発点に勝利を狙う場合が、
やはり多いかな。
賭博者の心理について、福本伸行氏の考察なのか研究なのか、本当に心理を突いている。
賭け金の高ではなく、また単なる欲望だけでもなく、自身の人生の意味を
賭けて勝負する者の心理が、極めてよく描けています。
さらに言えば、一条や班長らのような受け手側の心理も実によく描けています。

賭博漫画には不可欠な心理描写に、福本氏の右に出る者はいないと断言できますね。
さらには、相互のネタばらし後も、逆転につぐ逆転のアクシデントと罠が二重三重に仕掛けてあって、決着まで手に汗を握ります。
しかし、ギャンブルはイカサマと知ってはいても止められないのが、人間と
いうことが結論でしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2025-01-08 09:18:27] [修正:2025-01-08 09:18:27]

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