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4.66点(レビュー数:3人)

作者石川優吾

巻数15巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスペリオール:2009年~ / 小学館

更新時刻 2012-02-13 02:43:20

あらすじ その日、女子高生スー(時任好子)の目に、黒い雪が舞っているのが映っていた。 それが前触れだったのか…!?その後、襲った大地震。激震の中スーは目撃する。自分たちがいるマンションを、黒い津波が飲み込んでいくのを! …超常識SFパニックストーリー、ここにあり

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この漫画のレビュー

6点 ジブリ好き!さん

パニックものかと思いきや、サバイバルやホラーのお約束もそこそこに早い展開で進行。
蓋を開けてみればタイムスリップものでした。

設定がとっても面白くて斬新
人が「年を取る」のは、気付かない内に「時間」の波に飲まれて命を吸われるから。逆にその波(あるいは雨)から逃げ続けられれば年を取らず大人になることもない。
そこにスプライトって気象現象を混ぜたSF設定が実に上手くできてます。

それぞれのきっかけで普通は見えない黒い時間の水を認識できるようになった登場人物達
事情を抱えて逃げる子供達、巻き込まれた女子高生、他にも引きこもりとか加齢症児とか、曲者ばかりでどーも人間ドラマはイマイチなんだよなぁ。王道なようでどこかそれを外しているんだけど、それが裏目に出てるというか、淡泊になっちゃってる。
キャラが主人公含めみんな浅いって言うか……特に倉庫番ってわかるまでの、あの女子高生にこき使われるヤーさんなんか違和感ありまくり

せっかく面白そうな設定なのに、他の要素を色々詰めすぎて薄らいじゃってるところも残念。
タイムスリップばかり目立ってて、未来だ戦国時代だとせわしない。
要素要素はそそられるんだけど、全体として熟した感じとは言い難いんだよなぁ。
作者の描いた未来像とか、アイアムレジェンドみたいに鹿や虎が闊歩し草木生い茂る廃墟と化した都心を気持ち悪い新種の生き物が跋扈する、みたいな。生態系よくわからんし、その新種の生物も漂流教室の新人類にくりそつとゆーね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-02-13 02:43:35] [修正:2012-02-13 02:43:35]

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