この漫画のレビュー
10点 はどぉけんさん
今まで読んだ漫画の中で一番面白いと思える作品。
文句なしで10点。冨樫先生の天才ぶりには唖然とするばかり。
とにかく心理描写がすごい。キャラ達の心理が言葉から絵から心にストレートで伝わってくる。一巻?既存最終話まで一気に読める。といか一気に読まさせられる。読むべき作品。
評価
作画 9/10
今ジャンプなどを呼んでいる人では、「画が雑」、「画が手抜き」など言う人がいると思う。確かに一見するとそうだ。だがこの画を描ける人が冨樫以外にいるだろうか。いないだろう。コマの使い方も、ペンの走らせかたも、どれをとっても天下一品だと思う。表情なんてもうなんでこんなに人間的な表情が描けるんだ!と思うくらい。癖はあるが、冨樫の世界を支えているのは確かにあの作画なのだ。
ストーリー 10/10
ジャンプ的王道ストーリーをとりながらも、彼の作品がここまで面白いのはその「心理描写」からであろう。戦闘シーンではデスノートばりの読みあいが展開される。また知的感漂う言葉選びも作品に深みを持たせ面白くしている。複線やあっと驚くことは少ないが、その場面、場面が面白く、夢中になってしまう。そしてなにより長期連載にありがちななかだるみや竜頭蛇尾現象がほとんど起こっていないことがすごい。なんど読み返しても、どの巻を読んでも面白い。そしてその先も面白くなるであろうという期待感までも持たせてくれる。
最近では 冨樫おさぼり事件 とさわがれていますが(むしろ呆れられている?)あれだけ面白いものを読むのだから待つのなんて当たり前だと私は思う。むしろ締め切りに焦り面白くなるほうがいやだ。プロとしてどうなんだという意見もあろうかと思うが、尾田や岸本同様 集英社を支えているのは間違いないのだからやはりプロなのであろう。
もう面白いとしか言いようがない。
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[投稿:2010-05-09 01:00:08] [修正:2010-05-09 01:07:00]