あらすじ ロイズの保険調査員(オプ)である平賀・キートン・太一は、元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官であり、また、オックスフォード大学を卒業した考古学者でもあるという複雑な出自を持つ日本人(父太平は動物学者)とイギリス人のハーフ。本人は内心、考古学の道を進みたく思っているが、過去の経歴の優秀さからいろいろな調査依頼が舞い込んでくる。冷戦前後の社会情勢、考古学、そしてキートンをめぐる人々のドラマが絡み合った秀作である。(Wikipediaより)
備考 余談だが、原作者の勝鹿北星はほとんどこの作品に関わっておらず、ストーリーはほとんど浦沢直樹と長崎尚志が考えていた。なお、この作品は長らく絶版となっていたが、2011年から完全版の刊行が開始された。
この漫画のレビュー
8点 polojoさん
インテリ、スポーツマン、軍事知識も豊富、多趣味で紳士のキートンの活躍を描いた作品です。
画力は今より低いですが、浦沢氏の得意芸ともいえる「ヨーロッパ人のかき分け」の技術はすでに完成されています。ロシア人、ドイツ人、イタリア人、英国人など白人をかき分ける技術は本当に素晴らしいものがあると思います。
この漫画はストーリーというものがほとんど存在しません。極端な話キートンと周りの人の生活を描いた「日常系」ともいえます。
よって漫画を面白くする要素は、かなりの部分キャラの魅力、もっというと主人公・キートンの魅力に左右されています。そしてこのキートンが非常に魅力的な人物です。
読めば読むほど、キートンという人物の魅力を知りたくなります。また、どの巻からよんでも全く問題ないです。
読んで何かが残るということは、ないかもしれませんが、おすすめです。
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[投稿:2013-05-17 03:08:38] [修正:2013-05-17 03:08:38]