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8点(レビュー数:1人)

作者川原泉

巻数1巻 (完結)

連載誌花とゆめ:1989年~ / 白泉社

更新時刻 2012-04-27 22:10:54

あらすじ 1939年に没した精神分析学、深層心理学の創始者フロイトの魂は1989年提灯売りとなって小田原城公園に現れた。
偶然居合わせた梨生(8歳)と弓彦(19歳)は二つで一組の提灯を二人で分け合って買うことに。それは夢を分け合うことも意味していた。
10年後成長した二人は偶然再会し・・・

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この漫画のレビュー

8点 kikiさん

なんていうか川原さんのストーリーの持って行き方は本当に独特。
一見のほほんとしているけど根底は父親の不在で寂しい少女と
苦労したせいで大切なものを置き忘れている青年のマリアージュが、
フロイトが作った小田原提灯による夢の共有。
内容は普遍的なんだけど、話の運びが川原節溢れていて面白いです。

主な舞台がスーファミのゲームソフト会社なので古くさく感じるのは
否めないけど、不思議でいてあたたかいストーリー運びには
何度もページをめくってしまいます。

そして川原さんはのほほんととぼけてるけど一途なヒロインを描くのが
上手い。彼女がションボリするとこちらまで胸が痛くなるし、ラストの
ハッピーエンドには心があたたまりました。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-05-06 23:07:50] [修正:2012-05-06 23:07:50]

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