あらすじ
「ぼくのすんでいるところは 山と海しかないしずかな町で―はしに行くとどんどん貧乏になる。そのいちばんはしっこが ぼくの家だ―」。
腹違いの兄、一太。突然現れた、美しくてやさしい年の離れた姉、神子(かのこ)。そして「ぼく」、二太。
クスリを売る。体を売る。金を貸す。とりたてる。この町の多くの大人たちは、そんなふうにして生きている。
神子ねえちゃんは言う。「泣いたらハラがふくれるかあ。泣いてるヒマがあったら、笑ええ!!」。ヤク中の父を亡くしたばかりの少女は、うまく泣くことさえできずに、不思議そうにこう言う。「息するたびにな、ノドの奥に小石みたいのがたまるんよ。食い物の味わからへん」。むき出しの現実を見ながら、幼い心にいくつもの決意を刻んで「ぼく」は成長していく。
この漫画のレビュー
9点 ぴかちゅうさん
作品のタッチやタイトルから
あたしんちのようなほのぼのとした
作品だと思い込んでいたら全然違いました。
ぼくんちは客観的にみたら不幸せ
そうな家庭です。
でもキャラクター達はとてもイキイキしている。
いろんな幸せの形があるんだろうな
と思わせる作品。是非一読を^^
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-02-05 08:46:24] [修正:2013-02-05 08:46:24]