SOILのレビュー
7点 朔太さん
カネコアツシという漫画家を本作で初めて知りました。
筆ペンで描く世界感が極めて秀逸です。
おどろおどろしい背景はそのまま狂気に直結して
しまいそうな雰囲気を常に醸し出していて、
それでいて正気の論理は一つ残っているので、
単なるホラーでもないことに安心できます。
例えば、鈴白一家失踪の謎が10巻辺りでキチンと
説明されていたのは、21世紀少年とは異なり
フラストレーションを解消してくれています。
読み始め当初は、本作は非科学的現象を積み重ねる
SFあるいは人や集団心理の狂気を扱うホラーなのか、
あるいは伏線はりまくりの駄作なのか、
判断しかねるところがありましたが、
最終的には満足させてもらえました。
とはいえ、エピソードや枝葉の話も多く、雰囲気
つくりや謎かけ場面が多いので、結果的には無駄に
長話になったようにも見えます。
私は単行本で一気に読んだので苦にはなりませんでしたが、
連載中の読者なら多分途中から興味を失っていくだろうと
予想されます。
ドラマでいえばツインピークスのような名作の匂いを
漂わせつつ、根気よくついてくる読者を選ぶ作品という印象です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-07-21 19:53:41] [修正:2017-07-21 19:53:41] [このレビューのURL]
6点 デビルチョコさん
前半はストーリーにのめり込んだ。
独特な絵が恐怖感を煽り、全く先が読めない展開で続きが気になる。
しかし引き延ばし過ぎた。
7巻くらいで終われるストーリーだったと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-15 09:45:04] [修正:2015-03-15 12:53:31] [このレビューのURL]
6点 やっきゅるさん
んー。。。ちょっと中盤から後半勢いおちたかな。
まぁ面白かったけど。ラストも悪くないけど。
前半の方が全然おもろい。
あーそっちいっちゃうんだ、みたいな。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-03-23 12:00:54] [修正:2011-03-23 12:00:54] [このレビューのURL]
6点 愛チャンさん
今のところ、全く意味が分かりません。
が、謎を知りたくて、知りたくて仕方ないってことは、おもしろいということ・・・?
まだ、先が気になるので6。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-02-07 18:46:59] [修正:2009-02-07 18:46:59] [このレビューのURL]
7点 54年29歳さん
おもしろいんじゃないでしょーか
BANBIもけっこー好きだったんです 狂った世界観とゆーかなんとゆーか
この作品では「若い突っ走り」だけでは無くて、「描きたいモノをより緻密に」描けてるような感じがします
「塩」の成分とか、何か科学的根拠が絡んでくるっぽい伏線も張られてますし、「そいる」の人達の謎とは? 先が気になる要素はたくさんあります。
日常が少しづつ狂ってゆく様は、いがらしみきおのSINKの影響じゃないでしょうか。
ただ、こーゆー作品はもう「オチ」ですよね、最後をどう落とすか。浦澤直樹とかもそーですが、引っ張って引っ張って、「さぁ最後」ってとこだけで評価されちゃうってのもちょっとかわいそうだなって気はするんですが、それもまたそこまで人を魅了する物語が描ける人の宿命ってことで、楽しみにしてます。
浦澤直樹+いがらしみきお=カネコオリジナルに昇華できるか?
終わり方によっては点数、やっぱ変わってきますよね、これは。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-08-17 20:42:50] [修正:2008-08-17 20:42:50] [このレビューのURL]
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