ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングサンデー > ダービージョッキー

7.6点(レビュー数:5人)

作者一色登希彦

原作武豊

巻数22巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:1999年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:33:08

あらすじ 武豊原案の超本格的競馬漫画…ついに単行本化!! ダービージョッキーを目指す競馬学校生・上杉圭とその仲間達による青春ストーリー!!

シェア
Check

ダービージョッキーのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

7点 朔太さん

[ネタバレあり]

競馬に関心のない私も、競馬世界に興味をしっかり
そそられてしまいました。
何といっても、主人公上条圭が様々なレースを通じて、
日本ダービーを目指すその成長していく過程で、
強いライバル達の騎手との駆け引きと技術を駆使する
レースそのもののワクワク感が魅力です。

一方、一色登希彦氏の漫画は、やたらとセリフが多いことと、
独特の描画で劇画的であることが特徴です。
したがって、各巻で「プロ騎手とは?」「勝つとは?」
なんて哲学的な問答が多くなります。
人によっては、うざく感じることもあるでしょうが、
概ね自然な流れで語られています。

中でも、20巻では「チャンと生きるって何ですか?」
という上条の問いかけに、ベテラン脇役の財津が
「誰かを笑顔にできるということだな。」とサラッと答えます。
それに続く説明もあるのですが、これが長いこと。
でも、それなりに説得力があります。一色氏の独壇場でしょうか。

シッカリとした構成と展開で、面白く読めました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-11-18 23:47:03] [修正:2019-11-18 23:47:03] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

調べると武豊氏は名義貸した程度の原案のようですが、彼が監修していると信じた感想を多く見かけるほど良く出来た騎手視点の競馬漫画だと思います(作者の頑張り)。粗いときに雑さがある絵に好みが分かれる所で、馬を描くものとしてはレースが熱くなって良し、人物は不安定(初期はまだマシだったが)の半々という感じです。まあ競馬漫画ですから前者があるのは大きいですが。

終盤に主人公の父親が出てきてから迷走し始めたような感じがありましたが、全体としては安定した出来で長くなり過ぎず、初期からの目的をちゃんと達成して終わった良作だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-01-23 18:44:55] [修正:2018-01-23 18:45:21] [このレビューのURL]

8点 ツイドラキさん

武豊原作というのが売りなのかな?それがなくとも、また競馬を知らなくとも、十分内容だけで良作に位置できる作品であると考えます。

競馬の描写は酸いも甘いも描いており、もちろん良いし、レース中の騎手の思考、騎手同士の駆け引き、魅力的な登場人物達などから、スポーツの王道漫画として十分万人から愛される魅力を持っていると考えます。

画風を嫌う方もいるかもしれないが、競馬を描くには、非常にあった画風だと考えます。

ここからは競馬ファンとして、こういうのも描いて欲しかったという要望です。

ダービージョッキーというタイトル通り、最後の舞台はダービーなのは全然ありですが、短距離長距離なんかのレースも万遍なく描いて欲しかった。

直線レースなんかは、騎手の判断、腕がものをいうので、日本で唯一の直線重賞アイビスサマーダッシュなんかは、描いて欲しかった。直線レースだと短いですし、1分かからないうちに終わるレースでジョッキーがどういった思考、駆け引きをしているのかを見たかった。

あとは、外国馬がたくさん出走するJCとJCDやファンはダービー並みに盛り上がる有馬記念なんかも描いて欲しかったです。

私は競馬ファンですので、多少贔屓目もあるかもしれませんが、名言も多く、読めば読むほど味がでる漫画であると考えますので、評価は8点とさせていただきます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-11 01:02:13] [修正:2011-07-11 01:33:16] [このレビューのURL]

9点 かはらさん

一回目、普通に読んだら「良作」ぐらいのイメージだった。でも二回目、三回目と読むほどに名作だと感じるようになった。登場人物たちは皆、人間臭くてでもすごく潔くてカッコイイ。競馬にかける想いが伝わってきて、でも想いだけでは勝てない競馬の難しさに苦しんで……。人に勧めたい漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-13 18:16:52] [修正:2008-12-13 18:16:52] [このレビューのURL]

6点 鹿太郎さん

天才騎手・武豊原作の競馬漫画。
あの武豊がレース中にどのようなことを考えながら騎乗しているのかが垣間見れるという点では興味深い(あまり分からなかったけれど・・・)。

作画的には万人に受け入れられるタイプではないと思います。
描写線が多く、どうにもスマートではない泥臭い感じ。
「冷静さ」よりも「熱さ」を描くのに適した画風。

それもあいまって、ある程度の長期連載にもかかわらず一定のテンションを保ち続け、「熱さ」は十分描けていると思う。
その辺りは素直に評価に値します。
瞬間的な熱量の描写は過去の名作競馬漫画となんら遜色ない。

しかし、せっかくの武豊原作なので「冷静さ」の方、あの超然とした勝率の秘訣。
一歩引いた目線からの騎乗テクニック、他の騎手との心理戦や駆け引きをもっと読みたかったなあ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-14 22:07:50] [修正:2006-04-14 22:07:50] [このレビューのURL]

PR


ダービージョッキーと同じ作者の漫画

一色登希彦の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊ヤングサンデーの情報をもっと見る