ホーム > 不明 > 描き下ろし > マンガ日本経済入門

6点(レビュー数:1人)

作者石ノ森章太郎

巻数4巻 (完結)

連載誌描き下ろし:1986年~ / 日本経済新聞社

更新時刻 2020-01-05 07:18:42

あらすじ 本書のテーマは、1980年代半ばの貿易摩擦、円高対策、産業構造、財政赤字、金融革命。マンガを楽しく読むうちに、今なお重要なこれらのテーマが臨場感を持って理解できる。商社マン、銀行員、国際会計事務所の会計士、経済企画庁官僚と国会議員らを中心に話を展開。

備考 第33回小学館漫画賞(昭和62年度)、第17回日本漫画家協会賞大賞(1988年)受賞 1987年テレビ東京系列でアニメ化

シェア
Check

マンガ日本経済入門のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 朔太さん

35年前の日本は、高度成長期から米国からの圧力で
貿易摩擦にストレスを感じ始めた時代です。
以降、米国の顔色を伺いながら、自らの発展の
可能性を探り出します。

本作の表題を拾い出しますと、日米貿易摩擦、
為替ゲーム、金融の国際化、産業の空洞化、
金融の再編、赤字国債の落とし穴、コメの自由化、
企業買収、土地経済の崩壊、医療ビジネス最前線、
防衛産業の光と影、アジアの経済、節税ビジネス・・・
などなど、現代の経済テーマかと見間違うほどです。
それほどに、35年間経済に関して日本は進歩が
ないのか、それとも・・・。

いかに本作が時代を先取りしていたか、あるいは
分かりやすく読者に啓蒙していたか、という点で
驚くばかりです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-01-16 18:20:19] [修正:2020-01-16 18:20:19] [このレビューのURL]


マンガ日本経済入門と同じ作者の漫画

石ノ森章太郎の情報をもっと見る

同年代の漫画

描き下ろしの情報をもっと見る