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4点(レビュー数:1人)

作者永島慎二

巻数1巻 (完結)

連載誌ガロ:1971年~ / 青林堂

更新時刻 2021-10-14 08:49:14

あらすじ 四畳半の部屋に男が一人、死を目前に横たわっていた。そこにもう一人、男が忍び込んできた。彼は強盗だった…四畳半を舞台に繰り広げられる愛すべき人間ドラマの傑作。

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四畳半の物語のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

4点 朔太さん

漫画家として内なる悩みに焦点を合わせて、自虐的に
読者に共感を求める姿勢は、私小説を売りにする
明治の文豪を連想させます。

読者がエンターテイメントを求めているのに、
知ってか知らずか、テーマを最も自身に近い内面に
求めるなど、今日では商業作家ではあり得ません。
でも、読者が永島氏の時代背景や個性を理解し、
許容するなら、本作品は輝いて見えるはずです。

漫画黎明期の作品ですので、物語に古臭さを感じて
しまうのは止むをえません。
しかし、永島慎二という名前は、手塚治虫と並んで
漫画史のレジェンドだそうです。
現代の世界に冠たる日本のアニメ、漫画という
サブカルチャの礎に貢献頂いた先達たちに感謝です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-12-21 08:29:09] [修正:2021-12-21 08:29:09] [このレビューのURL]


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