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8点(レビュー数:1人)

作者小島剛夕

原作小池一夫

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊現代:1972年~ / 講談社

更新時刻 2023-08-29 05:55:22

あらすじ 幕臣ではなく浪人の身分のまま、御腰物奉行や町奉行の依頼を請け、刀の斬れ味や鑑定を行なう御様(ため)し御用の三代・山田朝右衛門。朝右衛門には、家督を継ぐ時に、父の命で、蔭腹を切った父の眉間をたて割りにし、初めての首打ち様(ため)しに、愛した女の首を斬り落としたという凄まじい人生があった。

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首斬り朝のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 朔太さん

小池一夫、小島剛夕両氏のコンビによる作品群には、
背骨に一本筋が通った生き方が見事に表現されています。

主人公山田浅右衛門も、傑物です。
実は幕臣ではなく、浪人だったのですね。
いわば、アルバイトで首打ち職をしていた。
命を奪う重大な使命に、嫁を取らず子を設けないという
意思を貫くわけです。
一徹な生き方に、この作品でも感銘を受けました。
また、十手持ちの坂根傘次郎と河童の新子が登場する回は、
いずれも楽しめました。
彼らもまた庶民の感覚で、一徹に筋を通した生き方をしており、
かつ人生を楽しむ余裕もあって共感を覚えます。

ただし、「子連れ狼」ほどダイナミックさというか
派手さはありませんので、2点減点としました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-08-29 06:00:11] [修正:2023-08-29 06:00:11] [このレビューのURL]


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