ホーム > 不明 > ガンガンパワード > ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編

6.33点(レビュー数:15人)

作者鈴羅木かりん

原作竜騎士07

巻数2巻 (完結)

連載誌ガンガンパワード:2005年~ / スクウェア・エニックス

更新時刻 2010-08-15 11:30:33

あらすじ 雛見沢(ひなみざわ)に引っ越してきた少年・前原圭一は、学校の仲間と部活に明け暮れていた。
そんな中、毎年、村の祭り「綿流し」の夜に人が死ぬ連続怪死事件「オヤシロ様の祟り」のことを知る。

備考 ノベルゲームとして人気を博した「ひぐらしのなく頃に」の第一部といえる「鬼隠し編」を漫画化。
他のストーリーも違う作者、雑誌などで連載。

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ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全15 件

6点 右から左へ。さん

[ネタバレあり]


同名のPC用ノベルゲームが原作。原作はプレイしていない。

辺鄙な場所にある村(恐らく過疎化もかなり進んでいるであろう場所)で繰り広げられる、戦慄の連続殺人事件の模様を扱った作品。表紙を見てかなり萌え要素の入った絵であったから、どのような形で話が進むのか心配になりながら読み進めたが、なかなかに面白い作品であった。

序盤はこのような田舎村に似つかわしくない美少女たちと、主人公の和気あいあいとした日常が描かれる。ここまでで、挫折してしまう人もいるかもしれない。

しかし、後になれば気付くのだが、これらの日常は演じられたものである。ここでは後に続く面白い話への序章として、我慢、我慢で耐えてもらいたい。

中盤、話はがらりと様相を変える。豹変する登場人物や、この村の持つ不気味な雰囲気が、序盤とのコントラストによる相乗効果もあって、ぎらりと押し寄せてくる。

そしてついに発生する殺人事件。主人公は周囲の人物に疑念を抱き始める。このあたりの心理描写はよく描けていると思った。誰がどういう魂胆を持っているか分からず、仲良くしていた周りの人物が豹変してしまい、すべての人物に対して警戒感を持つ主人公の狼狽ぶりが、よく伝わってきたからである。

終盤、物語は佳境を迎える。未読の読者のために詳細は書かないが、この作品の持つ不気味さは頂点を迎える。

このように、萌え系の登場人物が登場するが、内容は途中からシリアスそのものである。もちろん、苦手な人も多そうな絵柄だ。また、ちょっとありえない設定も多く見受けられる。

しかし、元々がPC用ノベルゲーム一般(やったことは残念ながらない)として作られたストーリーであるから、このような設定も仕方ないであろうし、上述のようなキャラクターであるからこそ、明暗の差から不気味さが際立つように設定されていると感じた。

総じて見ると好みが分かれる漫画であることは間違いない。純粋なサスペンスものと考えて読むよりは、エンターテイメントとして割り切って読んだほうが面白く読める。そうした読み方をすることで過剰な演出も読み進めることができるであろう。私は序盤には苦労したものの、途中からは一気に読み終わった。以上より、好みは分かれるが、エンターテイメントとしては楽しめる漫画として、良質な漫画、6点とした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-11 10:37:16] [修正:2008-10-11 10:37:16] [このレビューのURL]

5点 朔太さん

おどろおどろしい表紙なので、ずっと読むのを避けて
きましたが、結構評判が良さそうなので手に取ってみました。
よく調べると、この先延々と続編があることが分かり
ましたので、途中で挫折を覚悟して、第一の惨劇から
順番を間違えることなく読もうと思っています。

まず、作画を女性作家にして、萌え系の登場人物が
ほとんどという点で違和感を感じました。
コンピュータゲーム用に制作されたためでしょうか。

次に人里離れた雛見沢村の中学生がこんな格好してるの
かという疑問、また、男子学生が登場しないこと、
何年生かわからない違和感がります。
さらに、全体に主人公の主観で語られるので、
どの情報も疑心暗鬼によって、嘘情報にしか
思えません。
結局、本編だけでは十分な情報を与えられていない
段階ですから、単に悲劇が起こったという
プロローグのような気がしています。

本作品だけを読んだ時点でのレビューですので
不満が多いですが、解決編まで読んだところで
できれば大きなサプライズが欲しいところです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-06-16 18:35:00] [修正:2020-06-16 18:35:00] [このレビューのURL]

7点 まあささん


とあるBSの有料番組で一挙放送やってまして、その影響で漫画を読み返してました。

出題編のすべての始まりといえるこの物語

読んだときは見事にハマりました。誰が犯人なんだ?何故この事件が起こったのか?何故喉をひっかいてしまうのか?と考えましたよ。

それで解答編読むと、あーなるほどwwwそんなのアリかよwwと思っちゃいます

解答編まで読んでしまったのでこの点数ですかね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-31 17:15:42] [修正:2012-08-31 17:15:42] [このレビューのURL]

6点 tamajiroさん

暑い夏に丁度良い涼しさを皆さんにお届け!というつもりで今回のレビューです。

ゲーム「ひぐらしのなく頃に」の漫画版序章ですね。

まあこの段階ではただの怖い話って感じですけど、これちゃんと話続くんで、これだけで切って全部読んだ気にならないで下さいねw

まあ、これだけ読んだイメージとしては「ヲタクウケしそうな怖い話作ってみた」という感じで良いと思います。
ただ「ひぐらしのなく頃に」を全体で捉えた時には、まだ「ホラー」なのか「サスペンス」なのか「ミステリー」なのかはわからないと思います。まあ、ほんと始まったばっかなのでw

怖い演出というのはもうこの段階でグイグイ来ます。僕も最初はこの鬼隠し編をブッ○・オフで立ち読みするところから始まったのですが、びっくりしましたw

なんせ、最初僕はこれがそんな話じゃないと思っていたので。
「ほのぼの学園ラブコメとかかと思ってたのにどうしちゃったの!?」って感じでしたw
でもあまりに興味を惹かれたので即買いでしたね。
なにより怖い見せ方が上手い。そこがやはりこの作品の持ち味でしょう。

批判面について言うと、やっぱりアキバ系の色が強いので、ある程度事件としてノッてきたら気にはならないと思うんですが、免疫ない人は日常描写で苦戦するかもしれないですね。

女子の感じとか、良くわからない私服とか。

でも怖さで言ったら、漫画にしては結構いい線いってると思うので「ジャンル問わず」という人にはお勧めできると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-11 00:18:27] [修正:2012-08-11 00:18:27] [このレビューのURL]

6点 s-fateさん

 ひぐらし第一作。後半の怖さを体感するには実は前半のキャラの濃い萌え要素に支えられた日常描写に耐える必要があります。ここをクリアできるかできないかが一番の山だと思います。一度山に登ったからこそ谷までの落差が大きい。この落差がこの作品の面白さです。
 個人的にはこの前半の濃さは原作>>マンガ>アニメという感じです。ただしマンガは原作と違い視覚に訴える部分で主に怖さの増幅に成功していると思います。
 それぞれのメディアにそれぞれの良さがあるので、まずは手軽なマンガから、というのは充分アリだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-01 00:58:01] [修正:2012-03-01 00:58:01] [このレビューのURL]

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