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8点(レビュー数:2人)

作者水島新司

巻数14巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1972年~ / 講談社

更新時刻 2009-12-30 16:33:05

あらすじ 1972年-1975年まで『週刊少年マガジン』に不定期連載(のちに連載)された一話完結物で東京メッツ球団と50歳を越えたよれよれ投手岩田鉄五郎以下の愛すべき「野球狂たち」を主人公としたエピソードからなる連作読みきりであるため後の作品と辻褄が合わないことも多いが、個々の短編としての完成度は高い。1975-1976年に連載化された長編、いわゆる水原勇気編をもって完結する。

短編が元なので、メッツの優勝回数や時系列の矛盾などは多い。

備考 ドラマ化、アニメ・実写映画化などもされた

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野球狂の詩のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

8点 ITSUKIさん

「ドカベン」「あぶさん」と並ぶ水島御大の代表作。
球界のお荷物球団・弱小メッツの個性豊かな選手たちを描きます。

水島先生の過去作は人情物がとても上手い。
それに絵柄その時代の雰囲気がとてもマッチしています。

メッツの一癖もふた癖もある選手たち一人づつにスポットを当てて描かれる前半の連作読み切り時はどれも高い完成度。
この作品の評価もそちらの方が高い傾向がある気がします。

しかし、現在「野球狂の詩」を象徴するキャラといえば鉄っつぁんと五利監督の次にくるのはやはり「水原勇気」です。
自分は水原勇気編の方が好きかもしれません。
(もちろん前半あってこその水原勇気編なのですが…)
本作の後半にあたる「水原勇気編」は今まで短編連作だったものから一転してストーリーものに変化します。
その際に今までの短編で登場した、いわば「パラレルワールド」の東京メッツの選手達の設定を整理されました。
火浦、立花、国立、金太郎、甚久寿、日の本などなど短編で見せた個性を残しつつも一つの「チーム」として東京メッツが描かれる様になった事でようやく世界観がひとつに固まった事が好きな要因の一つです。
後はやっぱり「ドリームボール」の存在がもうワクワクものでした。
ホントの最後の最後までどんな球だったのか明かされなかったので…

またいつか読み返したいなぁ・・続編は読みたいとは微塵にも思いませんが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-14 00:22:42] [修正:2011-01-14 00:22:42] [このレビューのURL]

8点 オカシューさん

水島プロ野球漫画です。大人の人にも高評価されるだろう良い作品です。
女性投手水原編より前が特に面白いです。

読みきり連作のひとつひとつがレベルが高いためでしょう。
私は未成年投手立花の活躍する話が一番好きで後日談の分かる「ストッパー」でもまだ投げていたのがうれしかったです。

所持巻数 3巻(デラックス版)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-08-05 18:26:57] [修正:2009-08-05 18:26:57] [このレビューのURL]


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