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6.85点(レビュー数:14人)

作者浅田弘幸

巻数20巻 (完結)

連載誌ジャンプスクエア:2006年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:38:53

あらすじ 夜が明けることのないAG(アンバーグラウンド)という名の地。首都を照らす人工太陽の光も届かない危険な土地で人々のテガミを届ける仕事があった。命を賭してテガミに託された“こころ”を運ぶ彼らを、人はテガミバチと呼んだ!(アマゾンより)

備考 当初は月刊少年ジャンプで連載されていたが休刊に伴い、週刊少年ジャンプで特別編が掲載された後ジャンプスクエアで連載再開した。

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テガミバチのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全14 件

7点 キズナさん

主人公の少年ラグが郵便配達員(テバミバチ)として働きながら、失踪した友と母の行方を追うといった感じのファンタジー漫画。
配達の道中、巨大な魔物(鎧虫)が襲ってきて、テガミバチは心弾銃と呼ばれる心を使う武器で応戦、相棒(ディンゴ)と連携して鎧虫を倒していきます。
物語はメインの話とは別に1話完結の短編が挿入されますが、こちらもまた感動的です。話が進むにつれて物語は壮大になり、ラグにまつわる過去の出来事が徐々に明らかになる様は読んでいてワクワクしました。

ラグは泣き虫という設定なので、とにかくことあるごとによく泣きます。
人によっては鬱陶しく感じるかもしれませんが、私には却って彼の優しさが伝わり、良かったと思いました。またディンゴの少女ニッチも一途にラグを慕う健気で可愛くて非常に好感が持てるキャラクターでしたね。

絵については、キャラクターや背景が丁寧に描かれています。
幻想的かつ美しい表現が抜群で、大変魅力的です。
(私事ですが思わずイラスト集を購入してしまいました。)

手紙を通じて大切な人に心を届けるというコンセプトが素敵な作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2020-04-20 23:07:38] [修正:2020-04-22 14:31:31] [このレビューのURL]

4点 朔太さん

ファンタジーを絡めてストーリーを膨らませたいのだけ
れど、少年誌から始まった制約で上手くいかなかった印象です。
同じ系統ではベルセルクがありますが、そちらは容赦ない
レベルでの非道や非情が最初に提示されていて、底流に
主人公の行動原理が明確です。
テガミバチでは、1巻でゴーシュを慕う主人公ラグの
行動原理が定義されているのは同じです。
しかし、やはり弱い。
どんな苦難も耐える覚悟の説明としては、子供は説得
できても大人は「しょせん漫画」となります。
そんな甘さが読み進める気持ちに棹をさします。

11巻を手元に置いて読み出しましたが、残念ですが
8巻途中で挫折しました。
我慢すれば後半はもっと違う展開があったのでしょうか?


ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-04-07 06:21:38] [修正:2019-04-07 06:21:38] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

一話完結の感動話集(ARIA的な)を想像して読み始めて、そういう話もありますが、少年漫画の割にダークな要素が豊富です(後半辺りは切ないオチや種明かしが急増。後述のラストも)。その独特の世界設定や雰囲気があり、バトルや世界の謎や真実などに迫る大筋への比重が大きいのには驚きました。その絡め方が上手く途中からは目が離せないほど熱中しました。完結後の一気読みまで待って良かったです。

まず絵が相当に上手い。流石月刊誌連載という描き込みが活かせてます。キャラデザも素晴らしい(美人の女性が似ている傾向はありますが)。バトル描写も迫力は勿論何をしているのかすぐに把握出来る見やすさも重要なポイント。

中だるみ感がなく長期連載を謎をほぼ残さないで畳んだところは評価できますが、終盤はかなり急いでいたのが伝わったのが残念でしたね。首都関連は肩透かし感がありましたし、重要人物が敵に回った時は「おおっ」という感じでしたが、結局大事をなさない尻すぼみ的扱いで終わりました。

ラストも考え得る落としどころではあったものの、好きなラストかと言われると持って行きようが他になかったのかなとも(シルベットが可哀想で。ラグへの「だいすき」を思うと余計に。ニッチがヒロインながらマスコット的だったのも)。終わってみるとモヤモヤしたものも残ったのはありますが、全体のクオリティは最近完結の少年漫画ではそうそうないのではというほどだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-01-28 01:49:17] [修正:2016-01-28 01:49:17] [このレビューのURL]

7点 森エンテスさん

絵が上手いですね。

そして物語性もあり独特な世界観が良い方に影響した唯一無二に童話ですね。

「優しさ」が鼻に付くこともありますけど、この「優しさ」こそがテーマの作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-12-05 00:47:43] [修正:2015-12-05 00:47:43] [このレビューのURL]

6点 pazzoさん

絵と世界観がマッチしている。
でもロリのセクシー描写はいらんでしょ。セクシー描写自体必要だと思わないけど。
物語が進んできて、面白くなってきているような、短編で伝わる”ココロ”を描き続けて欲しいような、複雑な気分。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-29 11:37:08] [修正:2013-08-29 11:37:08] [このレビューのURL]

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