孤独のグルメのレビュー
10点 blackbirdさん
「うおォン」「うん、これこれ・・・って、何がこれなんだろう」
「これは子供のころ嫌いだった味だ」
・・・と、心の中のつぶやきがいちいちツボに入る。
渋めのおじさんが一人飯で成功したり失敗したり。
一人で初めての店に入る時のちょっとした勇気や、酒飲みでない人が頼むメニューが難しかったりとか。
そんなシーンが何となくはまってしまう。
谷口ジローの細かい描写がまた、このあるような無いような内容に妙にマッチして、気づくと手にとってしまう、そんな不思議な一冊。
それにしてもこの主人公、よく食べるなあ。
渋いおじさんなのに、いくらなんでも頼みすぎでしょう、あり得ない頼みかたでしょうってとこもおかしい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-10 15:26:41] [修正:2011-04-10 15:26:41] [このレビューのURL]
8点 ITSUKIさん
あれだけネット上でネタにされれば読まずにはいられません笑
文庫版で読みました。
それにしても・・・何故か面白い妙な魅力を持つ作品だと思います。
あらすじとか内容を文章にすればするほど「なんでこれがこんなに面白いんだ」と不思議な気持ちになりますw
料理を美味しそうに描くのはもちろんこの手の作品には必須ですが、
この作品は料理だけでなく店の内外の描写も丁寧なので、その店に行った気分になれます。
独りで店に立ち寄って食べる、というスタンスの作品なのでここらが上手に描けているなぁと思いました。
そして料理に対して「これはうまそうだ」「この注文は失敗した」等のゴローの心理描写がいちいちハマります。面白い。
独りで食事しながらぶつぶつつぶやく様子(本当に口に出していなくても)が、漫画としてはありそうでなかったモノで、かつ共感できるからではないでしょうか。
沢山漫画を読んだ方こそ、この作品の妙な中毒性に気づけるんじゃないかと勝手に思ってます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-15 03:53:36] [修正:2010-01-15 03:53:36] [このレビューのURL]
6点 とろっちさん
このサイトで高評価だったので気になっていた作品です。
一時期ネットで話題になっていたとか。
つまるところ、腹をすかせたオッサンが一人でブツブツ言いながら中途半端な時間に食事をする、
ただそれだけの漫画です。
が、読んでいて自然と笑いがこみ上げてきます。グルメ漫画なのに。
ギャグ漫画のようにゲラゲラ笑うのではなく、雰囲気にニヤニヤさせられっぱなし。
無駄にハードボイルドなのがツボにはまるのかも。
巻末の原作者コメント「入ったことのない店に一人で入るのは物怖じする」
が作中で再現されていないのが残念です。
初めての店に入る時のちょっとしたドキドキ感があまり感じられないので。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-23 14:31:20] [修正:2009-12-23 14:31:20] [このレビューのURL]
9点 ark1304さん
うおォン なんですかこの漫画は
何か具体的なドラマがあるわけでもなく
マスターキートンの日常編みたいな雰囲気を漂わせながら、ひたすら食べ物を頬張る主人公。
ただそれだけなのに、読んでいると不思議と顔がニヤつき、そして腹が減る。
丁寧な絵柄の裏に、何か得体の知れない異質さが潜んでいる感じがあり
本当に「なんとなく好き」以外の適切な表現が浮かんで来ない。
でもこの作品がネットで人気がある理由はなんとなく解る。
解らないのに解ってしまう。あぁ、やっぱり変わってるなぁこの作品。
独りで食べるご飯も、これを読んだ後なら少しはおいしく感じられそう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-19 20:51:46] [修正:2007-06-19 20:51:46] [このレビューのURL]
6点 デビルチョコさん
ストーリーに起伏はない。
ただ食べているシーンを漫画にしたという感じ。
しかし主人公が食する事を楽しみ、
また大切にしているという点に好感が持てる。
下戸という設定もなんか良い。。ジワジワくる。
実際にある飲食店等が舞台になっているので食好きの方にお薦め。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-13 14:33:19] [修正:2015-03-04 18:57:37] [このレビューのURL]
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