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7点(レビュー数:3人)

作者植芝理一

巻数6巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:2001年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:40:16

あらすじ 現実は夢、夜の夢こそ真実――
名門女子校・葩坂女学院で数ヵ月の間に女生徒が次々と妊娠するという事件が起こる。しかし彼女らのお腹に胎児の姿は認められず、その全てが想像妊娠だと判明する。火曜星の夢使い・三島燐子は、彼女たちと同級生の中島の依頼を受け、調査にのりだした! 植芝理一が描く、摩訶不思議恋愛大活劇! 夢使い、遊び奉る!!

備考 島田雅彦の同名小説「夢使い」とは全く別の作品である。
『夢使い』の前作である『ディスコミュニケーション』シリーズで登場した三島塔子・燐子の姉妹と橘一らが主役の作品。ただし、本作は前作『ディスコミ』とはパラレルワールドとして別世界の話になっているため設定が変更されている。

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夢使いのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

9点 マサキレンさん

最初に言っておくが、私はこの作者の作品が大好きだ。
なので点数は9点をつけたが、これはもちろん個人の主観でつけた点数である。

この作者の作品はとても独創的だ。
だがあまりにも独創的過ぎて読者がついていけなくなってしまうのも事実である。
その最たる物が第1章であり、作風も画風もある意味超越してしまっている。
特に作画が顕著で画面が平面的あり、しかも絵が細か過ぎる為正直いってかなり見難い。
もちろんこれは作者の強い個性なのだが、あまりに度が過ぎてしまうのはやはり問題だと思う。

しかし第2章の中盤あたりから画面が立体的になり、絵が大きめの作画になったのでとても見やすくなっている。
単純に作者の作風が変わったのか他に理由があるのかは分らないが、ぶっちゃけいえばとても万人受けしやすい作画に進化している。
その為後半はとても高い完成度で作品が仕上がっていると思う。

なので打ち切り的が終わり方をしているのがとても残念である。
機会があれば是非続きを描いて欲しい作品だ。


追記

この作品の第2章にあたる鉱物の聖母はディスコミュニケーションの冥界編に並ぶ名作なので、この話だけでも読む価値があると思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-21 21:59:26] [修正:2010-10-24 21:07:38] [このレビューのURL]

5点 bugbugさん

訳のわからない書き込み量に圧倒される
ストーリーの大筋だけ聞くと普通の漫画に見えるんだが、
ちっとも普通じゃない

良く言えば、オリジナリティ溢れる
悪く言えば、変態趣味
普通にいえば、奇妙奇天烈
理不尽な世界観(作者の味)を受容できなければ、数ページで放り投げるのが正しい選択

ファンでもなんでもない私の感想としては、
ぶっちゃけあまり面白くない
怖いもの見たさというか、作品を理解しようとして頑張って読んだけど
終始毒にも薬にもならない話が展開された

逆に期待外れと言えるかも

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-18 03:31:40] [修正:2010-01-18 03:31:40] [このレビューのURL]

7点 Dr.Strangeloveさん

勿体無い。実に勿体無い作品。
まず、この作品は第1章(1〜3巻)、第2章(4〜6巻)、最終話の3エピソードに分かれている。
このうち第1章は作者のロリコン趣味が爆発して暴走気味であり、話もあまり面白くない。
ていうかドン引き。このために作品全体の評価まで低くしてしまった。
評価するならば5〜6点。

で、第2章である。これが非常に面白かった。
第1章はなんだったのかというぐらいに出来が良い。
評価するならば8点。

最終話は打ち切りだとするならばかなり綺麗に風呂敷を畳んでいたが
やはり「え?これで終わり?せっかく面白くなってきたところなのに
それはないんじゃね?」と思わざるをえない。

第2章が面白くて続きを期待していただけに惜しい漫画。
ディスコミの深さは本作にはないが将来大化けする可能性を秘めた作品だった。
あと2,3年続けば再評価されていたかもしれない。残念だ。

まだ絶版にはなってないみたいだし植芝作品が好きなら買いだと思う。
ただ、ディスコミと違って「萌え」要素が大分多くなっているので
そういうのが嫌いな人は受け付けないかも。

ちなみに植芝氏のトレードマークである恐るべき書き込み量は今作でも健在。
それとこの人のファッションセンスは荒木飛呂彦なみにぶっ飛んでると思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-06 13:30:25] [修正:2007-12-06 13:30:25] [このレビューのURL]


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