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7.23点(レビュー数:17人)

作者古谷実

巻数4巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1997年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:02:03

あらすじ 親ナシ、金ナシ、職もナシ。だけど俺らにゃギャグがある! 『進め! 稲中卓球部』の名匠・古谷実が問いかける、“人生って、何?” ――母が死に、養父に捨てられた兄弟=すぐ夫(14歳)&いく夫(小3)。縁もゆかりもなく上京してみた“根無し草”ブラザーズは、シンナー依存症の辮髪(べんぱつ)孤児・イトキン(たぶん14歳)やイケメン秀才・カズキと、チン妙きわまる居候(いそうろう)暮らしをスタート。その手始めとして、出張ホスト会社「ホワイトペニーズ」をおっ立てるが……!?

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僕といっしょのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全17 件

10点 ボルゾーさん

私の中では不朽の名作。
その完成度は他の追随を許さない。
これ以上の作品に今後出会えるのだろうか。

根底に流れるのは重く、辛く、悲しいストーリーだけど、それを稲中より培かわれた抜群のユーモアセンスで絶妙に中和している。
悲惨な境遇に振り回されながらも、たくましく、明るく生きる主人公たちには本当に勇気付けられた。

最後の「お前がイトキンを殴るなー!!」は、心に残る名シーン。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-12-19 23:53:04] [修正:2011-12-19 23:53:04] [このレビューのURL]

6点 電光石火さん

 古谷作品であるというだけで読んでみたが、どうやら個人的にはギャグよりシリアスの方が面白く感じるようだ。

 ただそれでも駄作にはならず、古谷ブランドとしての最低限の質はある。笑える箇所も割とあったし、相変わらず登場する女の子たちも可愛いのでこの点数。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-15 20:57:58] [修正:2008-04-15 20:57:58] [このレビューのURL]

8点 dollboxさん

古谷実が稲中卓球部を経て発表した作品は、笑いの裏にも陰がある、先の見えない閉鎖的な青春ものだった。
この作品以降の古谷実の作風は「ヒミズ」や「わにとかげきす」といった、日常に密接する隠れた闇を描いたダークなものに傾倒してゆく。
そういった意味でこの作品は古谷実が単なる「下ネタギャグ作家」という肩書きでは括れなくなった重要な作品と言ってもいいでしょう。

僕はこの作品が古谷実の最高傑作だと思っている。
それはこの作品が彼の著作の中でもっともギャグとシリアスのバランスがとれたものであるためだ。
この作品のメインキャラである少年たちは、はっきり言って堕ちている。明日の朝には鬱になってもおかしくない状況ですらある。
なのにこの作品は、笑える。
彼らが苦悩し、失敗する姿は明らかに「稲中」の延長にあるギャグ漫画的なものなのである。
悲しみと可笑しさが同居する笑い。それはただ楽しいだけのそれとは一線を画すのである。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-11 23:57:39] [修正:2006-11-11 23:57:39] [このレビューのURL]

10点 fooさん

個人的には稲中を越える面白さ!
沢山笑いました。

稲中の前野を更に進化させたエゴイストキャラのお兄ちゃん。
更には顔芸の幅を広げて、微妙な変顔も開発されてて面白かった

何回も読み返してますが今だに笑ってしまいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-10-03 23:36:47] [修正:2013-10-03 23:36:47] [このレビューのURL]

7点 N0Bさん

完結しています。 全巻読みました。
古谷実先生の稲中の次の作品。 この後から作風が変わってきて、だんだんとシリアスでダークな雰囲気を持っていくんだけど、この作品は正にその転換期に書かれた作品で、前後作の作風が入り混じったカオスな出来となっていると思う。
ギャグのキレは流石です。 でも話の背景がけっこうダークなので、ひとしきり笑った後に、何か色々考えさせられるような、他に類を見ないタイプ。
普通なら相容れないジャンルを見事に共存させているところに、古谷先生の非凡な才能を感じます。
悪く言えば一つのジャンルに徹して書ききれていないとも言えるのですが、非常に高いレベルで共存していると思いますし、いい意味で危うさが魅力で読み込んでしまう不思議。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-15 10:28:55] [修正:2012-08-15 10:35:00] [このレビューのURL]

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