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6点(レビュー数:1人)

作者細野不二彦

巻数1巻 (完結)

連載誌ビッグコミック:1999年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:42:28

あらすじ 野球という一般的な題材を、ごく普通の人々の生活や生き様といった斬新な視点から切り取った珠玉の短編集。
仕事上の失敗のために急きょ取引先へ向かわなければならなくなったある会社員。飛び乗ったタクシーの運転手は、ごひいきの巨人が連敗中でご機嫌ななめ。今日もラジオ中継を聞きながら運転しているが、試合の方は敗色濃厚だ。中継を聞いている会社員は、ふと窮地に立たされている巨人の投手と自分を重ね合わせてみた。そこへ運転手がその投手にゲキを飛ばしはじめ……

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ビールとメガホンのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 鹿太郎さん

野球を主題に置いた、しかもプレイヤー側ではなくあくまで観戦者側に視点を向けた少し特異な短編集。

表現は悪いですが「しみったれた」エピソードが多い印象。
決して悪い意味ではなくてこれでもかというくらいの日常への密着ぶり、地に脚がついた堂々たるストーリー運びは現代物なのにどこか昭和的な温かみがある。
どこまで行っても心底地味なので読み手は高年齢に絞られると思うもののとっつきにくいわけでもない。

野球好きのおっさんな作者が野球好きのおっさんたちに向けて描いた作品集といった感じかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-28 23:58:49] [修正:2008-03-28 23:58:49] [このレビューのURL]


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