ビールとメガホンのレビュー
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6点 鹿太郎さん
野球を主題に置いた、しかもプレイヤー側ではなくあくまで観戦者側に視点を向けた少し特異な短編集。
表現は悪いですが「しみったれた」エピソードが多い印象。
決して悪い意味ではなくてこれでもかというくらいの日常への密着ぶり、地に脚がついた堂々たるストーリー運びは現代物なのにどこか昭和的な温かみがある。
どこまで行っても心底地味なので読み手は高年齢に絞られると思うもののとっつきにくいわけでもない。
野球好きのおっさんな作者が野球好きのおっさんたちに向けて描いた作品集といった感じかな。
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[投稿:2008-03-28 23:58:49] [修正:2008-03-28 23:58:49] [このレビューのURL]