魍魎の匣のレビュー
8点 そうすけさん
全五巻読了原作未読
ミステリーではあるのだがコナンや金田一を想定して読むとえらい目にあう
それらよりはるかに業が深い
絵も終始安定して、場面によってはかなりの鬼気を醸し出していた
良作
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[投稿:2014-08-05 18:24:41] [修正:2014-08-05 18:24:41] [このレビューのURL]
3点 Mサトゥーさん
1巻だけ読んだ感想です。原作のファンとしてレビューさせて頂きます。
この作品は漫画化に向いていません。
登場人物のセリフをつなげて、その場の景色を描写するだけでは原作の世界を再現することは出来ないと思います。人物を描写する情報量が全然足りない。一応ストーリは追えるでしょうが、やはり物足りません。
絵は上手なので雰囲気は出ていますが、原作の”濃さ”を漫画で出すのは難しいのではないしょうか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-28 02:58:43] [修正:2010-07-29 23:53:43] [このレビューのURL]
6点 右から左へ。さん
2巻まで読了により改訂。足繁く古本屋に通い続けてようやく2巻を発見。2巻まで読んで思ったのだが、この作品はある程度まとまった分量がたまってから読んだ方が面白いかもしれない。
2時間の怪奇物のドラマを見ているような作品。京極夏彦のベストセラー小説が原作。原作は読んでいない。
安定した原作を背景として、心や、生い立ち、性格に問題をかかえた登場人物たちが、ある事件を中心として、心理描写を中心に、丹念に描かれている。事件はようやく動き出した。バラバラのピースが徐々に収束していっている感じ。事件の概要がわかっているだけの段階。まだ序盤の印象。
終戦間もない昭和という時代設定が、現在の読者にとってやや想像のしにくい設定であるかもしれない。また、時折出てくる匣の話が読み進めていく上で障害となっている感がある。だが、話が進んでいくうちに、徐々に匣の描写が、犯人の心理の描写だということがわかってくる。まだ2巻しか出ていない上に、3か月に一話というゆっくりとしたペースで掲載されていることから、本当に徐々にわかっていくものと思われる。
京極堂が独特の味を出していてよかった。オカルトの話も深く掘り下げられていて、さらっと一読する限りでは分かりづらいが、ゆっくりと読めばわかるように、配慮されていた。基本的に、小説でのわかりづらい描写は、漫画の読者にわかりやすいように漫画という媒体の特徴を生かした説明がなされている。
何にせよまだ序盤と思われる。この段階では評価を下しづらいが、良質な漫画であることは間違いない。暫定的に6点としておく。
続刊が発行され次第、また加筆修正させていただきたい。
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[投稿:2008-10-12 12:28:08] [修正:2008-10-22 18:15:49] [このレビューのURL]