「Mサトゥー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年02月13日

1巻だけ読んだ感想です。

友人に2巻まで借り、2巻を読まず返却。
すまん友よ。これはムリだ。

設定もストーリーも琴線に触れず、何より絵が・・・
こういう味も素っ気もない、当たり障りのない可愛らしい絵柄は読んでて面白くありません。

つまりは全く好みに合わなかったということです。

友人に借りなかったら絶対手に取らなかったであろう作品です。

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[投稿:2009-06-29 23:59:00] [修正:2012-10-28 03:52:49] [このレビューのURL]

通読した感想です。

第二次世界大戦最中の日本で極秘に開発された人間兵器・日の丸人。主人公・三船敬三は愛する妻子を戦火から守るため、病魔に冒された肉体を捨てて人間兵器として戦地に赴くことを決意する!


正直いって、日の丸人のデザインは凄くダサイです。出来損ないのマジンガーZかブリキの玩具みたいな感じ。いまどきこれはあり得ないでしょう。僕は大好きですが。

メカデザが全体的にイイです。特に半機械化人間と呼ばれるサイボーグ達の、生身の部分との調和とか、出来るだけ自然な質感で・・・とかいう配慮が全くないゴツいデザインは個人的にすごくツボです。

絵は粗くて決して巧くはないですが、勢いがあるので読んでて楽しいです。機械化人間同士の殴り合いがメインの戦闘シーンはなかなか迫力があります。

脳を閉じ込める頭蓋骨という制約から開放された主人公がどのように進化していくか、とても楽しみだったのですが、意外にありきたりな方向性だったので-1点。

追記:最後まで読んで、途中の展開が微妙に陳腐な気がしたけれど、ラストがかなり素敵だったので点数据え置きです。





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[投稿:2009-09-11 00:32:13] [修正:2011-10-31 00:30:55] [このレビューのURL]

通読した感想です。

ご近所で神童と呼ばれる天才少年・勝改蔵。
数年後、高校生となった彼はある事故によって、電波な変態へと成長していた・・・!

1〜4巻くらいまではただの微妙な下ネタマンガです。
それ以降は時事ネタを絡めたブラックなギャグに路線変更し、見事に打ち切りの危機を回避しました。

時事ネタはすでに劣化どころか風化してしまっていますが、日本人のメンタリティーを鋭くえぐるネタ(言い過ぎ…?)は今読んでも十分面白いです。
初期はまともだったキャラ達が回を重ねるごとにぶっ壊れていき、主人公が霞むほど濃いキャラに成長します。最後のほうは最初突っ込み役だったヒロイン(?)による猟奇オチの割合がすごく高くなっています。
賛否両論な最終回ですが、個人的にはスッキリ終ったと思います。部長の台詞がカッコイイです。

この作品は初期と後期で絵柄が恐ろしく変わります。極度に簡素化された後期の絵柄は一見適当に見えて、見慣れてくると巧く感じるから不思議です。

個人的に4巻までが微妙なのでマイナス1。凄く人を選ぶマンガですが、はまれば大ヒットです。

追記:愛蔵版も買いましたが、いまいちな出来です。カラーの描き下ろしイラストが追加されたのは嬉しいのですが、コミック版にあったあるシカケが再現されていなかったりして作りが荒いです(作品内容自体は全く同じです)。シンプルな表紙デザインも概ね好評のようですが、個人的にはカオスなネタの雰囲気を増幅させていたウソあらすじや書き込まれた表紙が好きだったので残念です。

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[投稿:2009-02-13 20:22:26] [修正:2011-09-10 06:49:32] [このレビューのURL]

文庫版通読。

”乱世の奸雄”と呼ばれ、後の歴史家に”破格の人”と評された男・曹操孟徳。

味方の官軍ごと反乱軍を焼き払い、隣国に侵攻すれば兵も民も鏖殺。
市にて豚をさばき、箸で皿をたたいて音曲を奏でる。
生涯武人として強さを求める。
詩歌を楽しみ、自らも詩人として名を残す。
”唯才”を唱えて、儒という既存の価値観から人の才を解き放つ。

曹操というキャラクターに英雄という言葉は当てはまりません。自分の激情を思う様振るう生き方はあまりに奔放だからです。
曹操は暴君ではありません。曹操の苛烈な政にはいつも理があるからです。
やはり曹操は”奸雄”であり”破格の人”なのです。

この大きな存在感を持つ人物を中心に据えて描く三国志です。



面白い!
これまでの「義理堅くてイイ人」なだけの劉備玄徳が主人公の三国志がいまいち好きになれなかった人に読んで欲しい作品です。(自分も、横山光輝の劉備はあまり好きになれませんでした。)
とにかく登場人が魅力的です。もちろん劉備もただのイイ人ではありません。
力強く、高密度に書き込まれた絵で描写される戦の場面もかなり見応えがあり、格好いいです。

自分はあまり三国志に詳しくないのですが、ストーリー展開はかなり正史に近いそうです。
ただ、正史に忠実なのはあくまでストーリー展開だけであり、真面目な歴史漫画を期待すると拍子抜けするかもしれません。
人外の者がちらほら居たり、武将の一撃で一団の兵士がまとめて吹き飛んだり、いい意味で漫画らしい描写が結構あります。

また、良くも悪くも曹操劇場な作品ですので、曹操のキャラクターがダメな人は徹底的にだめだと思います。
曹操の言動が芝居がかっていることもあってか、曹操だけが筋書きを知っている劇を見ている感じです。

人を選ぶ作品ではありますが、ハマれば大ヒットな作品です。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-26 04:33:01] [修正:2011-06-26 04:33:01] [このレビューのURL]

通読した感想です。

宇宙が今よりもほんの少し身近になった時代、主人公・ハチマキは宇宙空間で危険な人工物(デブリ)を回収するデブリ屋として働いていた。自分の宇宙船を手に入れるという分不相応な夢を抱きながら・・・!

脇役達がとにかく魅力的。
特に木星往還船の設計者・ロックスミスの存在感は出番が少ないわりにかなりのものです。
そして主人公が働くデブリ回収船の船長・フィー姐さん・・・もう色々カッコイイです。主人公の話と同じくらいフィーのエピソードの印象が強いです。炎を見つめる「おいちゃん」とバイクで疾走するフィーの血走った目は忘れられません。

画力も非常に高く、表紙よりも中身のほうが巧く感じるほどです。一切手抜きがなく、宇宙船などのメカもキッチリ描いてます。

この作品で作者が本当に言いたかったことは、ハチマキの演説ではなく、ラストでロックスミスがボソッと言った台詞なんじゃないかと個人的には思ってます。

とても4巻とは思えない密度の名作です。

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[投稿:2009-04-30 23:24:40] [修正:2010-11-08 10:21:12] [このレビューのURL]

猟奇殺人事件で家族を殺され、唯一の肉親だった祖母も亡くして一人きりになった柚子。その前に猟奇殺人事件の犯人の仲間だという二人組みが現れたとき、眠っていた憎しみが目を覚まし、”ペパーミント”が起動する!

この作者の魅力の一つは、作品にたびたび出てくる社会性ゼロなダメ人間キャラだと勝手に思ってますが、本作でも主人公の舎弟・ハッサクがイイ感じにダメなキャラに仕上がってます。この作者はこういうキャラを描かせたら天下一です。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-06 01:28:31] [修正:2010-07-30 00:20:17] [このレビューのURL]

ジャケ買い。通読した感想です。

2足歩行の恐竜(英語を話し、葉巻を嗜む)と酒豪(美女、元諜報員)のコンビが「明日」を救うことを目的とする組織の一員として闘う漫画。

見所満載な作品です。
洒落た会話と、まさに絵になるアクションシーン。黒を多用し、エッジの効いた影絵のような絵柄で描かれる主人公の活躍は本当にカッコイイの一言に尽きます。
そして矢鱈と色っぽいヒロイン。もうホントに色っぽい。なんていうか、質感がエロいです。この絵柄でこういう表現が出来るのはスゴイと思います。

登場人物も豪華で、19世紀に活躍した歴史上の人物が登場。大胆なキャラ設定が楽しいです。ただ、エジソンとシュリーマンを尊敬する人は読まないことをお勧めします。二人ともいい感じに壊れたキャラに仕上がってますので。

また、スチームパンクな小道具も魅力的の1つです。個人的には7巻に登場したエジソンの「99%の努力」の装備がツボでした。フォード隊長と、その刀が素敵過ぎます。

恐竜が絶滅せずに進化を続けているという設定や、クサい台詞、個性的過ぎる絵など、あわない人には徹底的にあわないであろう作品ですが、個人的に大ヒットでした。スパイ小説と史実と妄想がゴッチャになったような世界観がすごく心地よかったです。

完結してしまったのがとても残念な作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-02-19 23:15:32] [修正:2010-07-29 23:56:24] [このレビューのURL]

3巻まで読んだ感想です。

死にたがりなくせに、健康マニアでSM(Sのほう)を嗜むというイロイロ屈折した主人公・朝倉草平が警察庁生活安全局特殊防犯課指導係(特防)として世に巣食う害虫共を『行政指導』していく漫画。

痛快です。
もう絶対違法ですね。この行政指導。
あくまで行政指導なので逮捕状は必要なく、朝倉さんの気分次第で害虫共をガンガン指導していきます。しかもある意味殺すよりヒドイやり口で。

チョイチョイ小ネタ(ジョジョ、映画、etc)を挟んでくるのも結構好きです。害虫の元ネタは最近テレビで見たようなのばっかで結構素早く作品中に取り入れてます。
帯の折り返しの作者近撮は嫌いじゃないです(笑)。ここまでやられると清々しい。

絵柄は割りと濃い目のしっかりした絵で好みが分かれそうな感じです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-16 00:17:06] [修正:2010-07-29 23:55:11] [このレビューのURL]

1巻だけ読んだ感想です。原作のファンとしてレビューさせて頂きます。

この作品は漫画化に向いていません。
登場人物のセリフをつなげて、その場の景色を描写するだけでは原作の世界を再現することは出来ないと思います。人物を描写する情報量が全然足りない。一応ストーリは追えるでしょうが、やはり物足りません。

絵は上手なので雰囲気は出ていますが、原作の”濃さ”を漫画で出すのは難しいのではないしょうか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-06-28 02:58:43] [修正:2010-07-29 23:53:43] [このレビューのURL]

帝都守護警察の陰陽二課の面々が人を喰らう鬼を相手に大活躍!
しかけたところであえなく打ち切りに・・・

正直消化不良な感がいなめないので、評価が低いのは仕方ない。
ただ、おなじみの陰陽師の衣装の前掛け(?)部分に”police”って書いちゃうセンスは大好きです。

お気楽なギャグ&バトルものかと思いきや、たまーにキビシイことを言うのもイイです。

絵がダメでなかったら読んで損はないと思います。
ただ、「俺達の戦いはこれからだ」的なラストであることは予めご了承ください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-29 00:04:45] [修正:2010-07-29 23:46:16] [このレビューのURL]

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