「Mサトゥー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年02月13日

猟奇殺人事件で家族を殺され、唯一の肉親だった祖母も亡くして一人きりになった柚子。その前に猟奇殺人事件の犯人の仲間だという二人組みが現れたとき、眠っていた憎しみが目を覚まし、”ペパーミント”が起動する!

この作者の魅力の一つは、作品にたびたび出てくる社会性ゼロなダメ人間キャラだと勝手に思ってますが、本作でも主人公の舎弟・ハッサクがイイ感じにダメなキャラに仕上がってます。この作者はこういうキャラを描かせたら天下一です。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-06 01:28:31] [修正:2010-07-30 00:20:17] [このレビューのURL]

ジャケ買い。通読した感想です。

2足歩行の恐竜(英語を話し、葉巻を嗜む)と酒豪(美女、元諜報員)のコンビが「明日」を救うことを目的とする組織の一員として闘う漫画。

見所満載な作品です。
洒落た会話と、まさに絵になるアクションシーン。黒を多用し、エッジの効いた影絵のような絵柄で描かれる主人公の活躍は本当にカッコイイの一言に尽きます。
そして矢鱈と色っぽいヒロイン。もうホントに色っぽい。なんていうか、質感がエロいです。この絵柄でこういう表現が出来るのはスゴイと思います。

登場人物も豪華で、19世紀に活躍した歴史上の人物が登場。大胆なキャラ設定が楽しいです。ただ、エジソンとシュリーマンを尊敬する人は読まないことをお勧めします。二人ともいい感じに壊れたキャラに仕上がってますので。

また、スチームパンクな小道具も魅力的の1つです。個人的には7巻に登場したエジソンの「99%の努力」の装備がツボでした。フォード隊長と、その刀が素敵過ぎます。

恐竜が絶滅せずに進化を続けているという設定や、クサい台詞、個性的過ぎる絵など、あわない人には徹底的にあわないであろう作品ですが、個人的に大ヒットでした。スパイ小説と史実と妄想がゴッチャになったような世界観がすごく心地よかったです。

完結してしまったのがとても残念な作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-02-19 23:15:32] [修正:2010-07-29 23:56:24] [このレビューのURL]

3巻まで読んだ感想です。

死にたがりなくせに、健康マニアでSM(Sのほう)を嗜むというイロイロ屈折した主人公・朝倉草平が警察庁生活安全局特殊防犯課指導係(特防)として世に巣食う害虫共を『行政指導』していく漫画。

痛快です。
もう絶対違法ですね。この行政指導。
あくまで行政指導なので逮捕状は必要なく、朝倉さんの気分次第で害虫共をガンガン指導していきます。しかもある意味殺すよりヒドイやり口で。

チョイチョイ小ネタ(ジョジョ、映画、etc)を挟んでくるのも結構好きです。害虫の元ネタは最近テレビで見たようなのばっかで結構素早く作品中に取り入れてます。
帯の折り返しの作者近撮は嫌いじゃないです(笑)。ここまでやられると清々しい。

絵柄は割りと濃い目のしっかりした絵で好みが分かれそうな感じです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-16 00:17:06] [修正:2010-07-29 23:55:11] [このレビューのURL]

1巻だけ読んだ感想です。原作のファンとしてレビューさせて頂きます。

この作品は漫画化に向いていません。
登場人物のセリフをつなげて、その場の景色を描写するだけでは原作の世界を再現することは出来ないと思います。人物を描写する情報量が全然足りない。一応ストーリは追えるでしょうが、やはり物足りません。

絵は上手なので雰囲気は出ていますが、原作の”濃さ”を漫画で出すのは難しいのではないしょうか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-06-28 02:58:43] [修正:2010-07-29 23:53:43] [このレビューのURL]

帝都守護警察の陰陽二課の面々が人を喰らう鬼を相手に大活躍!
しかけたところであえなく打ち切りに・・・

正直消化不良な感がいなめないので、評価が低いのは仕方ない。
ただ、おなじみの陰陽師の衣装の前掛け(?)部分に”police”って書いちゃうセンスは大好きです。

お気楽なギャグ&バトルものかと思いきや、たまーにキビシイことを言うのもイイです。

絵がダメでなかったら読んで損はないと思います。
ただ、「俺達の戦いはこれからだ」的なラストであることは予めご了承ください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-29 00:04:45] [修正:2010-07-29 23:46:16] [このレビューのURL]

8点 ×天

通読した感想です。

主人公は吉原一の付け馬(取り立て屋)・椿清十郎。
持ち金を超えて遊んだ客の屋敷まで賑やかに付きまとい、代金を取り立てるのが付け馬の仕事である。いつものように取り立てに行った椿だったが、伊勢崎と名乗る客の侍が突如抜刀し切りかかってきて・・・

面白い!
まず主人公がイイ。女装のオカマなのにすごくカッコイイです。
そして、真面目しか取り柄のなかった伊勢崎が清十郎と出会い、自由の意味を知っていく過程が素晴らしく良かったです。終盤での仕官を賭けた試合はホントに痺れました。

絵も上手です。表紙絵と変わらない絢爛な絵柄で描かれる吉原と剣戟シーン。その中に適度なギャグとグッと来る台詞がちりばめられています。

ただ全二巻と短く、後半が詰め込みすぎな印象は拭えません。
主人公が吉原に来るまでをじっくり描いて、もっと主人公を掘り下げることが出来たらより良作になっていたと思います。


色々書きましたが、それを含めてこの点数です。2巻で完結してしまったのが残念な作品です。作者の次回作に期待です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-15 23:09:28] [修正:2010-07-18 15:00:59] [このレビューのURL]

2巻まで読んだ感想です。

「ブラム!」の弐瓶先生が描くロボットアクション。

地球を破壊されて彷徨う人類播種船・シドニアを舞台に、好青年な主人公・ナガテ君が対話不能の異生物と戦う漫画。

主人公が表情豊かで、よく喋り、赤い血を流す。これだけで弐瓶ファンには結構驚きです。歴代主人公は消し炭にされても勝手に蘇ったりするような奴らでしたからね。それに比べて、ナガテ君の何て人間らしいことか。第1巻にして2回も人間相手にノされてるし。

絵柄は今までの作品に比べて白っぽく、ブラム学園に近い感じ。主人公機と全く質感の違う軟体動物(?)が敵なので、戦闘シーンも割と見やすいです。やっぱり弐瓶先生は絵が巧い。

今までになく人間らしいキャラを主人公に据えた本作。ファンとして期待を込めてこの点数で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-10 01:21:35] [修正:2010-07-11 22:38:58] [このレビューのURL]

通読した感想です。

近未来、独立間近の北アイルランドを舞台に、女刑事レイチェル・ブラックが”王の首”の謎を追う!


"考古学ミステリーアクション"と言う帯の謳い文句に惹かれて購入。
ページを開くと、いきなりSFなハイテク戦艦の上から物語が始まり予想を裏切られる―いい意味で。
スゴク絵が巧い。考古学ミステリー+SFな世界観って新しいかも!?と期待をかきたてられつつ読み進める・・・・・・


結局期待は裏切られました。ラストがいけません。"王"の正体があれじゃ…。
とりあえず帯びの謳い文句は完全に詐欺です。もうジャロに訴えていいレベル。きっと作者は考古学って言葉の意味を知らなかったんですね。


しかし、割り切って読めばそんなに悪くない気もするのでこの点数で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-11 22:35:57] [修正:2010-07-11 22:35:57] [このレビューのURL]

全3巻通読

首都圏民営警察外星生物警備課の面々が外星生物絡みの事件を解決するために、自称”善良な外星人”のクタムさんの協力を得つつユル〜く頑張る漫画。

良質なSFってのはこういう作品のことを言うんでしょうね。
宇宙人やらほんの少し未来っぽい小道具なんかのSFな要素が風景の中にうまく溶け込んでいます。

「侵略するでもなくお説教するでもなく、かといって純粋無垢でもない(第1巻あとがきより)」
そんな宇宙人たちのいる日常が、イイ感じに力の抜けた(ただし外星人に関しては緻密な)絵柄で描かれていてすごく心地良い作品です。

ラストは少しビターなハッピーエンドって感じで、締めるところはきっちり締めてます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-06-28 01:52:20] [修正:2010-07-06 23:57:44] [このレビューのURL]

6点 RAISE

3巻まで読んだ感想です。

第二次大戦の欧州戦線を舞台に、規定の出撃25回をこなしても本国への帰還が許されない”訳あり”な飛行機乗り達が重爆撃機・プリズンレディーで命懸けの作戦に挑む!

1巻表紙のスタンレー機長の口髭が素敵過ぎて衝動買いしましたが、結構当たりです。
大昔の少女マンガみたいな絵柄ですが、非常に漢クサイ世界を描いてます。とにかく飛行機がカッコイイ。これを見るだけでも価値があると思います。やっぱり飛行機はレシプロ機にロマンを感じますね。もちろんその飛行機を乗りこなす男達がカッコイイのは言うまでもありません。

正直プリズンレディーが強運過ぎてどうかと思いますが、そこは気にしたら負けでしょう。他の爆撃機がボトボト撃墜されていくシビアな描写のせいで余計に目につくのかもしれません。
また、乗組員達がなぜプリズンレディーに乗らなければならなくなったかをほとんど描いていない点も残念です。特にフュ―ラーのエピソードはぜひキッチリ描いて欲しかった。せっかくの設定がもったいないです。

それにしても女性キャラの絵はもう少しどうにかならなかったんでしょうか?さすがにこれは・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-18 02:08:29] [修正:2010-07-06 23:46:33] [このレビューのURL]

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