「Mサトゥー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年02月13日

通読した感想です。

第二次世界大戦最中の日本で極秘に開発された人間兵器・日の丸人。主人公・三船敬三は愛する妻子を戦火から守るため、病魔に冒された肉体を捨てて人間兵器として戦地に赴くことを決意する!


正直いって、日の丸人のデザインは凄くダサイです。出来損ないのマジンガーZかブリキの玩具みたいな感じ。いまどきこれはあり得ないでしょう。僕は大好きですが。

メカデザが全体的にイイです。特に半機械化人間と呼ばれるサイボーグ達の、生身の部分との調和とか、出来るだけ自然な質感で・・・とかいう配慮が全くないゴツいデザインは個人的にすごくツボです。

絵は粗くて決して巧くはないですが、勢いがあるので読んでて楽しいです。機械化人間同士の殴り合いがメインの戦闘シーンはなかなか迫力があります。

脳を閉じ込める頭蓋骨という制約から開放された主人公がどのように進化していくか、とても楽しみだったのですが、意外にありきたりな方向性だったので-1点。

追記:最後まで読んで、途中の展開が微妙に陳腐な気がしたけれど、ラストがかなり素敵だったので点数据え置きです。





ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-11 00:32:13] [修正:2011-10-31 00:30:55] [このレビューのURL]

6点 RAISE

3巻まで読んだ感想です。

第二次大戦の欧州戦線を舞台に、規定の出撃25回をこなしても本国への帰還が許されない”訳あり”な飛行機乗り達が重爆撃機・プリズンレディーで命懸けの作戦に挑む!

1巻表紙のスタンレー機長の口髭が素敵過ぎて衝動買いしましたが、結構当たりです。
大昔の少女マンガみたいな絵柄ですが、非常に漢クサイ世界を描いてます。とにかく飛行機がカッコイイ。これを見るだけでも価値があると思います。やっぱり飛行機はレシプロ機にロマンを感じますね。もちろんその飛行機を乗りこなす男達がカッコイイのは言うまでもありません。

正直プリズンレディーが強運過ぎてどうかと思いますが、そこは気にしたら負けでしょう。他の爆撃機がボトボト撃墜されていくシビアな描写のせいで余計に目につくのかもしれません。
また、乗組員達がなぜプリズンレディーに乗らなければならなくなったかをほとんど描いていない点も残念です。特にフュ―ラーのエピソードはぜひキッチリ描いて欲しかった。せっかくの設定がもったいないです。

それにしても女性キャラの絵はもう少しどうにかならなかったんでしょうか?さすがにこれは・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-18 02:08:29] [修正:2010-07-06 23:46:33] [このレビューのURL]

6点 PLUTO

通読した感想です。原作も読みました。

浦沢さんは巧いです。原作とは全く別物に仕上げておいて、あくまで原作に忠実。なんていうか、読後感が原作とそっくりなんです。手塚先生もたぶんこのむなしさが表現したかったんでしょう。そしてこういうテーマを扱うなら浦沢さんの作風のほうが断然適していると思います。
原作に忠実に、しかもしっかり自分の色を出した力作だと思います。

さんざん褒めましたが、自分は「爽快な面白さ」が好きな人間なので、好みからいくと点数低めです。でもノース2号の話は大好きです。この話のインパクトがでかくて最後まで追いかけたと言えなくもないです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-11 01:11:04] [修正:2010-07-06 23:39:29] [このレビューのURL]

11巻まで読んだ感想です。

大戦から3年。復興しようとする帝国を舞台に、大戦が残した「戦災」を取り除くことを任務とする陸軍情報部第3課・パンプキンシザーズの活躍を描く漫画。

今のところ、ストーリーはとてもよく出来ていると思います。
最初は熱意だけだった少尉の成長がみどころです。
そして、そんな少尉の熱意を支えようとすればするほど蝕まれていく伍長。少尉は伍長を救えるのか。それとも伍長自らが打ち破るのか。これからの展開が益々楽しみです。

戦闘シーンは結構グロいと思います。ただ血が出るだけでなく、どう壊れてるかをしっかり描写してます。
敵も自分自身も血塗れにして戦う伍長の戦闘シーンはとても凄惨ですが、決して風味づけのためだけの残酷描写ではなく、この作品になくてはならない要素だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-04 04:11:20] [修正:2010-01-23 05:59:29] [このレビューのURL]

7巻まで読んだ感想。アニメ版も見ました。

破壊された自然を回復するため、人々は条件の悪い土地に築かれたドームポリスと呼ばれる都市の中で生活していた。
シベリアのドームポリスで生活していたゲイナー・サンガは都市から脱走するエクソダスの容疑で鉄道警備隊に拘束された。エクソダスを嫌うゲイナーは無実を主張するが認められず、拘留所で出会った男・ゲインに促され、都市の領主が隠し持っていた「オーバーマン」を強奪して脱出を図るが・・・。シベリアの大地を舞台にしたロボットアクション。

個性的なオーバーマンのデザインがツボにはまりました。脇役も皆魅力的です。ロボット漫画だとゴチャゴチャして見にくくなりがちな戦闘シーンも割と見やすいです。絵はすごく上手です。

アニメが原作ですが、漫画版のほうが出来がイイです。全体的にとっ散らかった印象だったアニメよりも内容が整理されてます。最終巻が詰め込み過ぎ&微妙な場面で終るのが残念です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-11 20:15:53] [修正:2009-12-17 00:58:31] [このレビューのURL]

短編4編を収めた作品集。

表紙の印象とは大分違います。これジャンルとしてはSFなんでしょうか?
作品に登場する科学者は全員頭のネジが緩んでます。弐瓶勉がブラム!の絵柄で描いても違和感ないようなことを平気でやらかしてます。結構残酷なシーンもあります。

・・・それなのにナゼでしょう。なんだかほろ苦い味わいのファンタジーみたいな仕上がりです。

正体不明の引力のある作品。読んで損はナイかと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-12 04:10:33] [修正:2009-12-12 04:33:33] [このレビューのURL]

通読した感想です。アニメは見てません。

「ひまわりの匂いがする侍」を探す旅に出る旅費を稼ぐため、団子屋で働いていたフウ。しかし、その計画は二匹の剣士との出会いで脆くも崩れ去る・・・

時代劇とギャグと派手な剣戟のちゃんぷるです。

侍二匹がとにかく切りまくる。しかも切られた側の描写がすごく軽くて薄い。
こんなふうに書くとダメそうですが、この昔の時代劇みたいな空気がいいんです。剣士二匹の暴れっぷりが痛快です。

一見荒い絵ですが、アクションシーンもしっかり描けてます。

ハンパな終り方なのが残念です。それが大きなマイナスになってます。
結局「ひまわりの匂いがする侍」って何だったんでしょう・・・?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-18 11:47:53] [修正:2009-04-18 11:47:53] [このレビューのURL]

3巻まで読んだ感想です。

無事に世紀末を乗り切った神の子・キリストと悟った人・仏陀が下界でバカンスを満喫する、という粗筋のゆるいギャグ漫画。

肩の力を抜いて読めるイイ漫画です。まさに6点な漫画。
仏陀とキリストのゆるい日常が笑えます。日常を描いたギャグはあまり好みではないのですが、この作品は日常を切り取るギャグに宗教ネタが絡むので、飽きることなく読むことができました。

宗教ネタは、それほどディープではありません。
最新3巻で登場した天界の新キャラは聞いたことはあっても詳細を知らない、というものがほとんどでしたが、問題なく笑えました。

ギャグ漫画ですが画力も高く、線が細くて繊細な絵柄です。

宗教に寛容な日本だからこそ認められる作品ですが、さすがにイスラム教のあの方は登場しないんでしょうね。

3巻で新キャラが登場したことで、これからがますます楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-14 23:59:54] [修正:2009-04-14 23:59:54] [このレビューのURL]

13世紀の中国大陸を舞台に、精強な蒙古軍に「悪霊」と恐れられる女戦士シュトヘルと、敵国の「文字」に魅せられ、文字を戦火から救うために一族を裏切ることを決意した蒙古方の皇子ユルールの戦いを描いた作品。

「皇国の守護者」の作者の最新作です。
1巻を読んだ感じでは、相当長い連載になりそうです。
この作者の描く戦場は本当に生々しく、迫力があるので作風が生きる良いテーマ選択だと思います。
ただ、独特な絵柄のせいか、作品の見せ場のひとつであるシュトヘルのアクションシーンが、少し見にくく感じてしまったことが残念でした。

文字への憧れを語るユルールの表情がなんともいえません。
多くの人を巻き込んで一族を出奔するという、とても正気の沙汰とはいえないことをやってしまうだけの、強い憧れと情熱が感じられます。

続きが早く読みたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-05 13:19:35] [修正:2009-04-12 17:29:34] [このレビューのURL]

6点 NOiSE

街で頻発する子供を標的にした誘拐事件。捜査員として事件を追っていた主人公は事件の陰で暗躍する”教団”の存在をつかむが…。
「ブラム!」の世界から数千年まえを舞台にした作品。

ブラムファン必携の1冊です。ブラムの世界がどのように始まったかを描き、ブラムについての疑問にある程度答えてくれる作品です。

しかし、ファンにはすごく嬉しい反面、ブラムをしらない人が読んで楽しいかというと微妙で、どうしても点数は低めになってしまいます。楽しみの面から言っても、まずブラムを読んであれこれ妄想してから本作を読めば2度オイシイと思います。

絵柄はブラム前半に近く、それほど綺麗という訳ではありませんが、弐瓶先生の持ち味は十分味わえます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-03-25 23:50:46] [修正:2009-03-25 23:50:46] [このレビューのURL]

<<前の10件
12